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□ANA・JALを動かす「2009年問題」 [ゲンダイ]
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/story.html?q=19gendainet02026300&cat=30
ANA・JALを動かす「2009年問題」 (ゲンダイネット)
ANAが09年までに低料金の新航空会社を設立――世界的な経済紙であるフィナンシャル・タイムズ(FT=15日付)が1面でこうブチ上げた。業績好調のANAが苦悩するJALを引き離す作戦に打って出たのか。
「いやいやそんな話ではありません。低コスト運航会社の設立を検討しなくてはいかんな、と社長はかねて言っていますからね。ただ、国内線と国際線を分けるのかも決まってませんし、まだまだ検討中というレベルです」(広報担当者)
とはいえ、山元峯生社長の頭の中には「具体的な構想が描かれ始めている」(関係者)というから、具体化してくるのも時間の問題だろう。
こうした動きの背景には、アジアの格安航空会社の進出による競争激化がある。そのターニングポイントが09年。羽田に新しい滑走路が出来、発着枠が大幅に増えるからだ。FT紙のインタビューで山元社長はこう答えている。
「09年には競争はさらに激化するし、格安航空が特にアジア各国から飛んでくるだろう。それまでに十分準備を進めておかねばならない」
航空会社にとっては「2009年問題」なのである。ということは、JALだって他人事ではない。先日、外国特派員協会で講演した西松遥次期社長はこう言っていた。
「今のアジアのエアラインは人件費が安くローコスト。我々は常にそこと競争し、どう勝ち抜くかを考えていかねばならない」
国内線では、スカイマークやエア・ドゥ、スターフライヤーと新規エアが幹線に参入し、国際線にはアジア勢が待ち構えている。絶好調ANAといえども、ウカウカしてはいられないということ。ましてや、再生中のJALにとっては、さらなる頭痛のタネといったところだ。
【2006年5月16日掲載記事】
[ 2006年5月19日10時0分 ]