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(回答先: 欧州鉱山大手エクストラータ―― 買収総額は181億ドル 南米・アフリカリスク回避のため 【日経ネット】 投稿者 hou 日時 2006 年 5 月 17 日 21:15:13)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/20060517NTE2IFT0617052006.html
中国鉄鋼業界、鉄鉱石の19%値上げ案に反対姿勢(5/17)※
ドイツの鉄鋼大手メーカー、ティッセンクルップとブラジルの鉄鉱大手CVRDが鉄鉱石の価格交渉を前年比19%の値上げで合意したことに対し、中国の鉄鋼業界は16日、19%の値上げ幅は受け入れがたいとの姿勢を示した。
中国の中心的な業界団体、中国鋼鉄工業協会は、CVRDとティッセンクルップ間の合意について正式には知らせを受けていないと述べたが、同協会の戚向東 副秘書長はロイターに、中国鉄鋼業界は19%の値上げ案には合意できないと述べた。
鉄鉱石の大量消費国である中国が、CVRDとティッセンクルップ間で合意した値上げ幅を基準値として認めない姿勢を示したことは、鉄鉱業界の懸念を呼びそうだ。中国の鉄鋼メーカーは当初、値下げを求めており、中国政府も一時、鉄鉱石の価格が急騰した場合は輸入を阻止すると脅しをかけていた。もっとも、中国側は後に、10%前後の値上げであれば認めると示唆している。
オーストラリアに主力鉱山を有する英豪系の資源開発大手リオ・ティントは、現時点では「顧客全員と交渉している最中」であり、2006年4月1日からの年間価格について、何ら合意に至っていないと述べた。一方、同じく英豪系のBHPビリトンは、「鉄鉱石の売上高の大半は、ヨーロッパではなくアジアに集中しており、交渉はまだ継続中」と語った。近年、鉄鉱石の基準価格は、欧州ではなくアジアの鉄鋼メーカーによって設定されている状況だ。
鉄鉱石市場は統合化が進んでおり、CVRD、リオ・ティント、BHPビリトンの3社が世界の鉄鉱貿易のおよそ80%を支配している。このため、鉄鉱会社は価格交渉で強い立場にある。(英フィナンシャル・タイムズ特約)