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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060515-00000080-jij-bus_all
日銀総裁、「6月説」けん制=円高・株安を警戒か−ゼロ金利解除で
福井俊彦日銀総裁は15日、都内で行った内外情勢調査会(会長・榊原潤時事通信社顧問)の講演で、金融機関の手元資金量を示す当座預金残高が15兆円台まで減少したことに関連し、「(当預残の)削減を終えることと、ゼロ金利脱却とは全く別の問題だ」との認識を表明した。市場で「6月利上げ説」が台頭する中、福井総裁の発言はこうした思惑をけん制したとみられる。
日銀が景気判断を上方修正するとの報道などを背景に、市場では大型連休明けに6月解除説が強まった。この日の総裁発言は中短期国債の利回り上昇や円高、株安が進行する市場に対し、警戒感を示したと受け止められそうだ。
(時事通信) - 5月15日17時1分更新