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昔から、機械は労働人口として振舞っていた。例えば、19世紀の蒸気機関で動く紡織機やポンプは 「何百人分の仕事をする」 とか言われてきた。しかし、これらの機械を作るのに膨大な人間の労働力を要したため、労働人口とはみなさず、経済学では 「機械は機械」 とされてきた。
ところが、トランジスタの発明による産業革命によって、膨大な仕事をする機械が、僅かな人間の労働力で出来るようになった。つまり、安いコストで 「人間」 が作られるのである。アメリカの数学者ノーバート・ウィーナーは、著書 『人間機械論』 で 「これが失業を醸し出す事は明白」 としている。
機械を “労働人口とみなす” ことによって、新しい経済学理論が生まれ、社会のありさまを人々は理解し、希望のある未来が見えてくる。
[論旨];人間的労働が注ぎ込まれた結果、商品が完成する。依って、商品の価値は、その商品に注ぎ込まれた労働量で決まる。商品には労働量以外、何も無い。従って、「商品の価値」 は、労働量で比較されるものであって、値段ではない。「人間機械論」 を発展させた新しい労働価値説。
http://www.geocities.jp/kenjro232/riron.htm