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□JAL 西松新体制の試練 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1958373/detail
JAL 西松新体制の試練
予想通り「赤字転落」に「無配」とボロボロだったJALの2006年3月期決算。
ビックリしたのは西松遥次期社長の発言だ。きのう(10日)の決算発表の席上、今期は純損益30億円の黒字転換をブチ上げたのだ。本当に再生できる自信があるのだろうか。
「難題山積ですよ」
業界関係者は口を揃えてこう言う。それはそうだろう。昨年来、相次いだ運航トラブルや人事抗争による不信感の増大で利用客が戻らず、財務体質も改善されていない。
「運賃引き上げで520億円の増収効果があったが、運航トラブルによる客離れで320億円減収。激減した個人客を団体客で穴埋めしようとしたものの、客単価が低くてカバーできなかった」(証券アナリスト)
ライバルのANAとの“格差”も開く一方。前出の証券アナリストの評価は手厳しい。
「JALは業績悪化の要因に燃料費高騰をあげ、882億円のコスト増につながったとしている。たしかに、原油高ではあります。だが、ANAは国内線の収入増と国際線の黒字確保でカバーしている。要は、舵取りの問題ですよ」
結局、企業体力を示す自己資本比率はANAの20.8%に対し、JALは6.9%まで低下してしまった。
関係者をさらに驚かせたのが、一部マスコミで報道された第三者割当増資の実施についても「現時点ではまったく考えていない」と否定してみせたことだ。JALは07年3月から最大1000億円の転換社債型新株予約権付社債(CB)の償還を迎える。どうやって償還資金を捻出するつもりか。財務のプロらしからぬこの発言には、業界関係者も真意を図りかねている。
気になるのは、西松次期社長が頼みとする金融機関の動きだ。
「増資報道は一部金融機関がアドバルーン的に上げて、他銀行の出方を探るハラだったのではという見方さえあるのです。JALの格付けは米ムーディーズ・インベスターズ・サービスによると、“投機的”等級。金融機関の腰が引けているとも受け止められます」(航空ジャーナリスト)
運賃引き上げ、路線リストラ、全従業員の賃下げによる財務改善を掲げる西松氏。だが、特効薬はない。見渡す限りイバラの道といえよう。
【2006年5月11日掲載】
2006年05月14日10時00分
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http://www.asyura2.com/0601/hasan46/msg/250.html
投稿者 white 日時 2006 年 5 月 10 日 20:01:47: QYBiAyr6jr5Ac