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Archer-Daniels-Midland Co. (ADM)
http://www.admworld.com/
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=ADM&t=2y&l=on&z=m&q=l&c=
関連銘柄として、ＤＥＥＲＥが上昇
この株は、アメリカ最大の農機具メーカーです。
作付け増加を見越した買いなのか、2日続けてのＤＯＷ暴落にも影響なし。
ドル安も追い風
http://www.deere.com/
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=DE&t=2y&l=on&z=m&q=l&c=
05年から06年の一年で30ドル上昇
バイオエタノールの生産拡大の背景には、米国政府の複数の政策の存在がある。78年のエネルギー税法により、バイオエタノール燃料に対して連邦燃料税の一部が免除となったことで、バイオエタノールの利用が始まった。 当初は輸入原油依存低減を目的とした措置であったが、80年代以降はトウモロコシ栽培農家に対する支援策として変化した。
90年に入り、バイオエタノールは環境対策として新たな役割を担うことになる。 70年に環境中への汚染物質排出を規制することを目的に制定された大気浄化法は、90年の改正により、92〜93年の冬期から連邦大気環境基準（NAAQS）の一酸化炭素排出基準を超える39都市に対し、冬期に限定してMTBEやエタノールなどの含酸素化合物を混入したガソリン利用が義務付けられた。
さらにその後、オゾン層破壊の問題が深刻化し、95年からは9つの地域で年間を通して、含酸素化合物の混入に加えて、ベンゼンなどの成分を調整したガソリン（RFG）の販売が制度化された。
RFG用酸素含有化合物としては、MTBEが86％を占める一方で、エタノールはコーンベルト地域での使用が中心で、9％にとどまっている。 その後、地下ガソリンタンクから漏洩したMTBE含有ガソリン（MTBEは発がん性の疑いが指摘されている）が地下水や土壌を汚染することが確認され、すでにカリフォルニアなど12の州がMTBE使用規制を決定したことから、MTBEを代替するバイオエタノールの需要拡大が期待されている。
この動きとも関連し、2003年6月現在、バイオエタノール使用をさらに拡大するための法案が審議の真っ最中である。 RFS（再生可能燃料基準）では、現状のガソリンへの含酸素化合物の混合の義務付けを、バイオエタノール混入ガソリンもしくはバイオディーゼル使用により置き換えることを狙っており、2012年にはバイオエタノールとバイオディーゼル合計で50億ガロン（1900万ｋｌ）の生産を達成しようとするものである。本案の審議は、包括エネルギー法案の中で昨年から継続され決定が長引いているが、ブッシュ政権が強く支援していることもあり、法制化される見通しである。
旧来型の成熟企業が活躍する確立した産業
このようなバイオエタノール市場で大きな存在感を持つ企業が、アーチャー・ダニエル・ミッドランド（ADM）である。ADMは、カーギルと並ぶ売り上げ2兆8000億円の穀物商社で、トウモロコシ、大豆などで川上から川下までの垂直統合を強みとし、世界各国に穀物の収集、生産、供給のための拠点を有する巨大企業である。米国にはエタノール生産企業が約60社あるが、ADMのシェアは4割に上り、2位以下を大きく引き離している。 同社は、過去20年にわたり、バイオリファイナリー事業から1200億円の利益をあげているといわれている。
このように、米国では、バイオエタノール産業は旧来型の成熟企業が活躍するひとつの確立した産業となっている。
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