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□三菱商事 小島社長の意外なアキレス腱 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1954745/detail
三菱商事 小島社長の意外なアキレス腱
「月に1回、必ず外(海外)へ行くようにしている」
06年3月期の連結純利益が92%増(3500億円)と恐るべき好決算だった三菱商事。就任3年目に入る小島順彦社長(64)は、ますます強気の積極投資に打って出る。過去2年で既に7000億円を投資したが、今期(07年3月期)と来期の2年で、さらに1兆2000億円を投資するというのだ。
冒頭のコメントは、昨日(9日)開かれた決算説明会での小島社長の言葉。「伊藤忠や丸紅でも2000億〜3000億円なのに、1兆2000億円もの投資先があるのか。高値づかみさせられるんじゃないか」(商社担当のアナリスト)という懸念をものともしないのは、社長自らも海外の投資案件を注視しているからか。
「ドバイへ行ったが案件はものすごくあった。トルコやインド、BRICsもそう。CRO(チーフ・リージョナル・オフィサー)を中心にどこを戦略地域とするか、更なる将来に備えて調べている」(小島社長)
先日は子会社を通じてネット証券参入を表明。ローソンやスーパーなど流通事業や介護サービス事業といった新時代のビジネス開拓にも余念がないが、やはり三菱商事の稼ぎ頭は資源・エネルギー事業だ。1兆2000億円の新規投資の3割強が資源・エネルギーに充てられる。だが、投資案件がゴロゴロ転がっているという地域は、一方で地政学的リスクの高い地域だ。そういったことを踏まえ、三菱商事では、国ごとに格付けし、案件を必ず「カントリーリスク委員会」にかけて投資判断していると強調する。
小島体制、アキレス腱はどこにもないように見えるが……。
「最大のリスクはむしろ社内にある。今、好業績なのは5年前、10年前の投資の結果であり、悪い時に採算性の低い事業から撤退したことで神風が吹いた。それなのに自分たちの利益と思って気が緩み、社内全体が浮かれていないか。特に業績連動型の給与体系になっているので目先の結果を気にしがち。社内をどう戒めていくかが、小島社長の課題です」(商社に詳しいジャーナリスト)
ゴールデンウイーク明けから、皇居向かいの地上21階建て新本社「三菱商事ビルディング」に社員2000人が移った。小島社長の就任直後が「ホップ」期間だった中期経営計画はこれから「ステップ」、09年3月期には「ジャンプ」として連結純利益4000億円以上を目指す。計画通り花を咲かせられるか。
【2006年5月10日掲載】
2006年05月13日10時00分
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投稿者 white 日時 2006 年 4 月 19 日 18:35:48: QYBiAyr6jr5Ac