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◇ 雇用統計受け
【NQNニューヨーク=横内理恵】5日の米株式相場は続伸。ダウ工業株30種平均は前日比138ドル88セント高の1万1577ドル74セントと、過去最高だった2000年1月14日以来の高値となった。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同18.67ポイント高の2342.57で終えた。雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に下回った。早期の利上げ停止期待から買いが膨らんだ。
S&P500種株価指数も続伸、13.51ポイント高の1325.76と01年2月15日以来の高値を付けた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は午後4時までの通常取引(速報)で約16億8700万株。ナスダック市場(同)は約19億8600万株。
買い優勢で始まった。朝方発表の4月の雇用統計で、非農業部門雇用者数の伸びが前月比13万8000人増と市場予想(20万5000人増)を下回った。労働需給の引き締まりが緩和しているとして、6月以降の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ停止観測が高まった。平均時給が前月比で0.5%上昇と市場予想(0.3%上昇)以上に上昇したが、ほとんど悪材料とはみなされなかった。
金利先高観の後退から公益株、銀行株、住宅株など金利敏感株が買われた。前日までに発表された経済指標で製造業を中心に米景気の底堅さが確認されたとして、引き続きボーイングなどの景気敏感株にも買いが入った。
午後にかけて住宅株などが一段高になると株式相場も上げ幅を広げた。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスが5日、格下げの可能性があると指摘したゼネラル・モーターズ(GM)は上昇。上昇率はダウ構成銘柄で首位だった。朝方発表の決算が市場予想を上回った天然ガス大手のエル・パソが急伸。一株当たり赤字幅が市場予想を下回ったワーナー・ミュージック・グループも高い。高級住宅販売のトール・ブラザーズは大幅高。朝方、06年の販売戸数の見通しを引き下げたものの買われた。ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが、6日からの年次株主総会で今後の買収計画を明らかにするとの観測が出ている。メディアが買収対象になりうると報じた保険のマーキュリー・ジェネラルは4%近く上げた。
3日に発表した決算数値が一部、市場予想を下回ったプロクター・アンド・ギャンブルに引き続き売りが出た。