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□拭えない大手行の「談合疑惑」 [ゲンダイ]
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=26052
【この会社の人と事件】
2006年4月26日掲載
拭えない大手行の「談合疑惑」
金利引き上げ
相変わらず大手銀行の“金利談合”疑惑が払拭できない。日銀の量的緩和政策の解除にともなう長期金利の上昇気配で、各銀行は定期預金金利と住宅ローン金利の一斉引き上げを発表したが、その足並みの揃え方がおかしいのだ。
利上げといっても預金金利は定期預金金利を0.03%から0.06%に。つまり、預金100万円につき年間の利子が300円から600円にアップしただけのスズメの涙。各行横並びである。
一方、住宅ローンは固定金利5年物で、三菱東京UFJが3月取り組み分3.20%が4月取り組み分から3.35%と0.15%上昇。10年物では3.75%が3.90%とこちらも0.15%アップになった。他のメガバンクも大同小異、上げ幅は0.15%から0.2%となっている。1000万円ベースだと利用者には年1万5000円から2万円の利息負担が増える仕組みになっている。金利自由化と言いながら上げ幅はほぼ一致し、しかも新金利の適用時期が3月に集中している。やはり金利談合があったのではないのか。
かつては都銀上位行でつくる「やよい会」なる談合組織とも思えるウラ組織があり、旧大蔵省の暗黙の了解の下に金融行政全体を仕切ってきた。「金利の上げ下げは、まず全銀協会長行が先鞭をつけて、その後に各行がさみだれで追随するのが習わしでした。現在ではやよい会は消滅しましたが、機能だけは残っている。今回も会長行のみずほが預金金利を先導し、住宅ローンは三菱東京UFJがリード役をした。次期会長行の三菱とタッグを組んだということです」(関係者)
公取委も金融庁も見て見ぬふりなのか。【笹子勝哉】