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□元マツダのイケメン社長がフォード社長就任へ|ゲンダイ
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【この会社の人と事件】
2006年4月17日掲載
元マツダのイケメン社長がフォード社長就任へ
当時のマツダはドン底だったが大丈夫?
米フォード・モーターの次期社長に、元マツダ社長のマーク・フィールズ副社長が昇格することが確実になった。業績が一向に上向かないのに業を煮やし、創業者一族のウィリアム・フォード最高経営責任者(CEO)兼会長が、ジム・パディラ社長を解任。今のところ後任の社長を置く予定はないというが、フォード社内では「パディラ氏に次ぐナンバー3だったフィールズ氏が社長に就任するのは時間の問題」とみられているのだ。
「フィールズ副社長は05年秋に北米事業の再建役を任され、今年1月にはフォード会長とリストラ計画を練り上げるなど、蜜月状態ですからね。フォード会長は北米事業の悪材料が出尽くすのを待って社長に指名するつもりでしょう」と、フォード関係者は予想する。
しかし、フィールズ副社長といえば、マツダ社長時代の業績が低調だったこともあり、日本では「若いイケメン社長」のイメージしかない。「フィールズ氏は記者会見で、V字回復を果たした日産のゴーン社長と比較され、経営能力を疑問視する質問が続出して声を荒らげたこともあった」と、当時を知る自動車ジャーナリストは振り返る。
では、本当の実力はどうなのだろう。「かなり高いと思いますよ」と、自動車業界に詳しい専門紙記者は太鼓判を押す。
「自動車メーカートップの手腕は、在任中ではなく退任して数年後に見えてくるものです。現在、マツダの業績が絶好調なのはフィールズ氏が従来の他社追随路線をやめて、スポーティー感覚のクルマづくりに特化したおかげ。マツダのブランドイメージも上がりました」という。
「フィールズ氏は米ハーバード大のビジネススクール経営学修士課程(MBA)をトップの成績で修了した秀才。本来ならばフォードよりも数段格上の企業に入社するはずの人材だった。それを個人的な知己があるフォード会長が、自ら口説き落とした。だから、フォード会長はフィールズ氏を重用するのだ」と、前出のフォード関係者は打ち明ける。フォード会長は自らの会社の命運を20年来の友情に賭ける。【井上学】