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□液晶TV、3強にらみ合い…ソニー強気の出荷倍増|夕刊フジ
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=20fuji320060420034&cat=7
液晶TV、3強にらみ合い…ソニー強気の出荷倍増 (夕刊フジ)
ソニーが2006年度の液晶テレビの出荷台数を、前年度の倍以上となる600万台前後とする計画をぶち上げた。シャープの06年度の計画に並ぶ水準で、液晶世界一の座は混戦模様となる。松下電器もプラズマで400万台を計画しており、薄型テレビ3強は大画面化と量産化で一歩も譲らない。
19日、都内で開かれた薄型ディスプレーの展示会の基調講演。3社のテレビ事業の責任者が揃い踏みし、舌戦を繰り広げた。
ソニーの井原勝美副社長は、テレビ事業の再建の経緯を説明。「社内ほとんどの大反対」を押し切って昨年後半に新ブランド「ブラビア」を投入した結果、液晶テレビの世界シェアは9%から19%まで上昇、「すべりこみセーフだった」と明かした。
同社は韓国サムスン電子との合弁による液晶パネルの生産を今年7月から増強することをすでに決めているが、新たに280億円を投じて来年初めに生産能力を増強すると発表。井原氏は外部からのパネル調達も含めて、液晶テレビの出荷を「05年度は280万台だったが、06年度は倍以上になる」と、600万台前後を狙うことを明言した。
井原氏はさらに「今年は50型にもチャレンジする」と、大画面化にも意気込みを見せた。
今年1月の段階で600万台の目標を掲げているのがシャープ。昨年以降、需要の拡大にパネル供給が追い付かない状況が続いていたが、同社の片山幹雄専務は、海外向けは台湾などからパネルの外部調達を増やして対応すると説明。三重県の亀山第2工場を今秋に稼働させ、46型や52型を積極投入すると強調した。片山氏は、「10年後には住宅の壁全体が超大型ディスプレーとなり、あらゆる情報が一体化される」という構想も語り、液晶の大型化に自信を見せた。
松下は、06年度にプラズマ400万台の販売を予定。世界最大の103型のプラズマを国内でも今年後半に製品化し、街頭スクリーンなどでの導入を目指すとした。同社役員の森田研氏は、「液晶は視野角や応答速度にやや難点がある」と大画面テレビでのプラズマの優位性を強調した。
欧州や北米では、薄型テレビの需要が日本を上回るペースで急拡大しており、「海外でブランド力のあるソニーは有利」(家電担当アナリスト)との見方もある。もっとも、急速な価格下落は40型以上の大画面テレビにも及んでおり、コスト削減とのイタチごっこが続きそうだ。
[ 2006年4月20日16時22分 ]