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□セブン&アイ 囁かれる「亀裂」|ゲンダイ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1868610/detail
セブン&アイ 囁かれる「亀裂」
健康不安――人事でこの言葉が使われると、「理由は別にあるのでは」と疑われるのが世の常。百貨店と総合スーパーという業態を越えた統合を決めたセブン&アイ・ホールディングスが先週発表した人事もそうだった。
昨年末の統合発表時は、西武百貨店とそごうを傘下に抱えるミレニアムリテイリングの和田繁明会長を、5月の株主総会後に代表権のある副会長にするとしていたのに、一転、ただの取締役かつ代表権ナシになったのだ。
セブン&アイの村田紀敏社長は、「健康不安を理由に和田氏から辞退の申し出があった」と発表。和田氏も「発表された通りです。申し訳ありません」とのコメントを出した。だが、これを真に受ける業界関係者はいない。
「統合発表以降、和田さんは週のほとんどをセブン&アイの『GMS再生』に注力していた。作業をスピードアップするため、2月には西武百貨店から精鋭30人を集めて戦略会社を立ち上げたほど。しかしセブン&アイ側には改革が早急すぎると映ったようです」(流通ジャーナリスト)
両社の役員による交流人事がバランスを欠いた配分になった(ミレニアム側5人、セブン&アイ側3人)ことで、セブン&アイの役員らが鈴木敏文会長に“危機感”を注進したという。
「危機感とは『GMS再生』や目玉となる『大型ショッピングセンター開発』の主導権をこのまま和田さんに取られてしまうのではないかということ。そしてその先には後継者問題がある。セブン&アイは鈴木さんの後継者が決まっていない。それすらもミレニアム側に取られ、最終的に会社を乗っ取られてしまうのではないかと懸念したのでしょう」(業界関係者)
ただ、このまま両社の関係に亀裂が入ってしまうかというと、そうではないようだ。
「鈴木さんは、GMS再生には百貨店のノウハウが必要と考えている。和田さんにしても、今回出したコメントで『経営統合の目的は必ず実現させるべく努力することを、お誓いいたします』とわざわざ強調している。少し冷却期間を置いて歩み寄ることになるだろう」(前出の業界関係者)
剛腕経営者同士の統合、まあ、スンナリとは進まないと思ったけど。
【2006年4月17日掲載】
2006年04月20日10時00分
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投稿者 white 日時 2006 年 4 月 15 日 10:52:23: QYBiAyr6jr5Ac