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「為替」 米利上げ打ち止め観測や地政学的リスクでドル全面安、原油終値史上最高値/ニューヨーク外国為替市場概況
「米利上げ打ち止め観測や地政学的リスクでドル全面安、原油終値史上最高値」ニ
ューヨーク概況 2006年4月18日(火曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山
善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*06:37JST 「米利上げ打ち止め観測や地政学的リスクでドル全面安、原油終値史上最高値」
【ロンドン市場概況】
17日のロンドン外為市場は、復活祭イースターマンデーの休日で休場。東京引け
後、東京取引時間にドル売りが先行した動きに対する調整のドル買い戻しがCTAなど
短期筋から少し出た模様で、ドル・円は118円22銭から118円40銭まで上昇、ユー
ロ・ドルは1.2186ドルから1.2167ドルまで下落、ポンド・ドルは1.7585ドルから
1.7564ドルまで下落、ドル・スイスは1.2900フランから1.2924フランで上下、ユー
ロ・円は144円00銭から144円18銭で取引された。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
特になし
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:117円87銭、ユーロ・ドル:1.2241ドル、ユーロ・円:144円30銭、ポン
ド・ドル:1.7668ドル、ドル・スイス:1.2847フラン
【ニューヨーク市場概況】
週初17日のニューヨーク外為市場では、東京市場から続く米利上げ打ち止め観測
や中国政府高官の「中国は米国債券買いを停止すべき」との発言、弱いNY連銀製造
業指数を受けてドルが全面安となった。ドル・円は予想上回る対米証券投資の買い
越し額を受けて一旦118円02銭へ反発したが、戻り売り意欲が強く、117円54銭まで
下落し、117円80銭前後で取引を終えた。
ユーロ・ドルは、原油高がユーロ買い要因になり1.2215ドルから1.2289ドルまで上
昇し、高値圏1.2255ドル前後で引けた。ユーロ・円はユーロ高の流れを受けて144円
01銭から144円58銭まで上昇した。ドル・スイスは元イラン大統領がウラン濃縮作業
に関して「イランに止める意向はない」との言明し、地政学的リスクの強まりから
1.2847フランから1.2754フランまで下落した。ポンド・ドルは1.7657ドルから
1.7748ドルまで上昇した。
【原油市場】
原油相場は昨年8月以来の70ドル台を回復し、終値ベースで過去最高値を記録し
た。世界各国からイラン核開発に非難が相次ぐ中、同国の元大統領が17日に「(核
開発を)止める意向はない」と述べ、イランはウラン濃縮作業を続けることを再び
表明した。核開発問題を巡る対立の深刻化を受けた供給不足懸念が買いを強め、
NYMEX原油先物価格は一時70.45ドルまで上昇し、ほぼ高値70.40ドルで(前営業日比
1.6%高)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。シティグループ(C)の好決算を受けて朝方は堅調推移となっ
たものの、原油価格が70ドル台へと上昇し、終値ベースで最高値を更新したことか
ら午後になって下落に転じた。セクター別では、エネルギーや素材が上昇した一
方、テクノロジー・ハード機器や半導体・同製造装置が軟調。ハリバートン(HAL)は
子会社KBRの新規株式公開に関する書類を提出したことで上昇した。一方、チャール
ズ・シュワブ(SCHW)は決算が予想に一致するに留まり小幅下落。リーマンブラザー
ズが投資判断を引き下げたことでコンチネンタル航空(CAL)が10.8%急落したほか、
ムーディーズが社債格付けをジャンク格へと引き下げたことで格安航空会社のジェ
ットブルー(JBLU)も売られた。ゴールドマンサックスが投資判断を引き下げたレッ
ドハット(RHAT)も軟調。ダウ構成銘柄では、シティグループが予想を上回る決算を
発表して上昇した。結局ダウは63.87ドル安の11073.78、ナスダックは14.95ポイン
ト安の2311.16で取引を終了した。今週の決算発表はダウ構成銘柄のインテル
(INTC)やGM(GM)をはじめ、グーグル(GOOG)やイーベイ(EBAY)などインターネッ
ト企業も数多く予定されている。
【通貨オプション】
ドル・円は、米連銀の利上げ打ち止め観測や米国投資の後退観測を受けて、ドル
売りが先行、117円台での取引となっている。米連休明けのオプション市場では今週
の胡中国国家主席訪米やG-7 を控えて変動率が上昇した。1ヶ月物は8.000%から
8.450%、3ヶ月物は8.375%から8.475%、6ヶ月物は8.550%から8.625%へそれぞれ
上昇している。
リスクリバーサルでは、ドル先安感が広がったため、円コール買いが強まり、25
デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.625%から+0.750%、3ヶ月物は+0.800%
から+0.850%、6ヶ月物は+0.875%から+0.950%へそれぞれ拡大している。
【経済指標】
米・4月のNY連銀製造業業況指数:15.8(予想24.3、2月29.0←31.2)
米・2月の対米証券投資状況:869億ドルの買い越し(予想600億ドル、1月691億ドル
←660億ドル)
【要人発言】
モスコウ米シカゴ地区連銀総裁(投票権無)
「コアインフレは引き続き抑制されている」
「資源活用は物価圧力をもたらさず」
「金融政策では物価に警戒が必要」
「インフレは安定したレンジの上限に近い」
「賃金価格圧力には引き続き警戒」
米政府高官
「米国は胡中国国家主席訪米中の中国の人民元改革には期待せず」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 118.23 118.40 117.54 117.81
ユーロ・ドル 1.2183 1.2289 1.2167 1.2254
ユーロ・円 144.03 144.58 144.00 144.38
ドル・スイス 1.2906 1.2923 1.2754 1.2795
ポンド・ドル 1.7577 1.7748 1.7564 1.7704
株式市場:
NYダウ 11137.33 11159.99 11039.12 11073.78
ナスダック 2324.87 2332.67 2299.42 2311.16
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 5.112 5.081
米国債10年物 5.045 5.005
先物市場:
NY金先物 607.5 619.3 607.5 618.8
NY原油先物 69.50 70.45 69.30 70.40
シカゴ日経平均先物 17040 17045 16960 16985
(フィスコ) - 4月18日6時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060418-00000002-fis-brf