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□日本郵政・西川善文社長 全銀協を敵に回した私怨|ゲンダイ
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=25805
【この会社の人と事件】
2006年4月12日掲載
日本郵政・西川善文社長 全銀協を敵に回した私怨
住友銀行頭取、全銀協会長と、金融マンとしてトップの座を歩いたのちに日本郵政株式会社の社長になった西川善文氏(写真)。今や国内の全金融機関を敵に回してすっかりヒール役だ。ところが、ご本人はどこ吹く風のテイである。
全銀協会長のときは「郵貯のこれ以上の拡大は許されない。民営化といっても実態は衣替えした官営銀行に道を開くようなものだ」と、口を極めて小泉・竹中路線を糾弾し、何度となく会長名で民営化阻止の建白書を送付してきた。
ところが昨年11月に日本郵政株式会社の社長に就くや豹変(ひょうへん)。「民営化は大いに推進すべし。業務拡大は当然のこと」と言い出し、全銀協、地銀協、全信連などから「それはないよ西川さん」とブーイングされている。
この心変わりの背景にはさまざまな情報が飛び交った。「ゴールドマン・サックスとの500億円増資契約に対する不可解さを当局に握られた」だの「住友歴代の磯田―西―西川マターといわれた回収不能債権への当局のお目こぼし」などなど。
しかし、ここにきて西川“報復説”が流れている。
「西川氏は古巣の三井住友や他のメガバンクに郵政公社への人材供出に動いたが、いずれもノー。金融界にソッポを向かれた西川氏はカンカンだった。そこで小泉首相の社長要請を受けるとともに、竹中氏の仲介で金融庁総務企画局調査官の米沢友宏氏を執行役員として入れたのです。米沢氏は大蔵省時代に主計畑が長かったため財務省は渡りに船。郵政会社は赤字国債の大量引受先として期待されているのです」(関係者)
西川氏は郵政会社に業務拡大、リテール強化を指示している。私怨といえなくもない。【笹子勝哉】