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□ユニクロ 猛進する柳井CEO|ゲンダイ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1858830/detail
ユニクロ 猛進する柳井CEO
がむしゃらに突き進む――「2010年売上高1兆円」という壮大目標を達成するために、今はただモーレツ攻勢をかけるしかない、というのがユニクロ(ファーストリテイリング)柳井正CEOの心境だろうか。
2006年2月中間決算の業績は好調。寒波のおかげで比較的単価の高いコート類などが伸び、大幅な増収増益となった。グループ連結の売上高は前年同期比18.2%増の2386億円。経常利益は30.2%増の471億円。
「昨秋、銀座4丁目交差点近くに登場した5フロアの大型路面店は『マンスリーコレクション』などトレンドを意識した商品展開で順調に推移しているようです。郊外型の大型店も安定した集客です」(流通ジャーナリスト)
決算発表会見では、柳井CEOも大型店の効率のよさをアピールしていた。大型店の月商(郊外型4店の平均1億500万円)は、全店平均(5000万円)の倍。そんなわけで、これからのユニクロは「大型店戦略」を明確に打ち出す。来期(07年8月期)には一気に国内大型店を20店舗増やす計画だという。
「最大の目玉は、今秋ニューヨーク(NY)のソーホー地区に出店する大型店です」(前出のジャーナリスト)
グローバル旗艦店という位置付けで、今年10月オープン予定。売り場面積は、ユニクロ史上最大の1000坪だ。バナナリパブリックなどライバルカジュアルブランドが並ぶファッションストリートに殴り込みをかける。とはいえ、これには“大バクチ”という見方もある。
「米国はニュージャージー州のショッピングモール内の店舗がいまひとつで、計画通りに利益が出ていない。それに、国内最大面積の心斎橋店でさえ650坪です。1000坪もの面積を、それも海外で魅力的に展開するだけの品揃えが用意できるかどうか」(業界関係者)
柳井CEOは、米国の不調を「知名度の低さ」が理由と考えている様子。NYで一気に知名度を高め、大逆転を図りたいようだ。
ただ、中間決算の好業績は、厳冬効果のあったアパレルメーカー全体にいえることで、ユニクロが特別というわけではない。後継者もあと2〜3年はムリそう。大目標達成には、まだ試練が続きそうだ。
【2006年4月14日掲載】
2006年04月17日10時00分