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□ダイエー 樋口社長の自己採点は50点|ゲンダイ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1856176/detail
ダイエー 樋口社長の自己採点は50点
表情は少し硬かった。きのう(12日)、05年度決算発表を行ったダイエーの樋口泰行社長(48)。ダイエー入りしてから、もうすぐ1年というタイミングだ。
昨年5月26日に正式に社長就任したが、実際には4月下旬からダイエーに出入りし新天地の様子を探っていた。
「小売りに奇策はないといろいろな人に言われた」と話す樋口社長にとって、まさに「奇策なし」の地道な1年間だった。後ろ向きの改革ばかりが、どうしても続く。店舗閉鎖から希望退職者募集、最近でも800人の出向を決めるなど、負の遺産の整理は完了していない。
05年度決算も他社に比べると見劣りする。連結はそこそこだったものの、単独はパッとしない。売上高は10%落ち込み、経常利益は8年ぶりの赤字転落(61億円の赤字)だった。
それでも空気は変わってきている。「これまでは何もない荒野の中、とにかく突撃しろと言われていたようなもの。でも今は、地図があり水や食料もある。もう少しすれば武器も手に入る。そんな状況に変わっています」(ダイエー関係者)という。
05年度は食品スーパーで新業態「フーディアム」を開店させ、06年度は80〜90店舗で改装、食品スーパーも20〜30店舗の新規出店を計画。全店共通の新ポイント制も導入し、「これで他社と肩を並べられる。前向きになってきた」(前出のダイエー関係者)。
ダイエーの新体制発足から約1年。樋口社長自身は、どう評価するか。自己採点してもらった。さて、何点?
「う〜ん、(決算の)数字が目標通りではありませんので、自己採点は50点」
昨年11月以降、既存店売上高は前年並みか、それ以上を記録している。もう少し高い点数かと思ったけど……。
「確かに改革のスピードは思った以上に速く進んでいるし、社員の士気も高まっています。そういう面では70点、80点でもいいような気もします」(樋口社長)
06年度の目標(単独決算)は、営業利益が60億円(05年度に比べ122億円増)、経常利益は40億円(同70億円増)。来年の決算発表で、樋口社長から「100点満点」の声が聞けるかどうか。
【2006年4月13日掲載】
2006年04月16日10時00分