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http://www.china.org.cn/japanese/231361.htm
3月、貿易黒字が倍増 人民元上昇の圧力増大か
中国税関がまとめたおおまかな統計によると、今年3月の貿易黒字は111億9千万ドルで、前年同月比98.5%増加という驚異的なペースを記録した。第1四半期の貿易黒字は累計233億1千万ドルに上り、前年同期比41.4%増加した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
商務部研究院の梅新育・研究員によると、貿易黒字急増の原因は2点ある。第一に、3月は祝祭日がまったくないため、輸出加工企業が生産ペースを相次いで取り戻し、生産能力の大規模な放出が始まった。第二に、米国、欧州連合(EU)といった中国の主要貿易相手先の経済情勢が回復に向かい、これに伴って中国からの輸入が必然的に増加した。
北京師範大学金融研究センターの鍾偉則主任は、貿易黒字の大幅増加の根本的な原因は、中国産業界の競争力向上ペースが欧米などの先進国を上回ったためとの見方を示す。
鍾主任は「これくらいの規模の黒字が、当面は続くだろう」と予測。
鍾主任によると、111億9千万ドルという黒字額は珍しいものではない。3月は1〜2月に比べて黒字が大きく増加したものの、単月データの参照データとしての価値には限界がある。やや長期的なタームで考えると、一カ月で100億ドルの貿易黒字は中国にとって正常な現象といえる。
梅研究員は「中国の急成長による貿易黒字が全世界に衝撃を与え、中国政府も内需拡大をますます重視するようになってはいるが、実際の状況から考えて、今後1〜2年は経済成長に対する輸出のけん引作用を十分に発揮させるべき」と話す。
また鍾主任は、中国の対外貿易が相当長期にわたり、かなりの規模の黒字を維持していることを指摘し、「中国と日本の外貨準備高の開きが今後ますます拡大するだろう」と述べる。
別の専門家は、貿易黒字の急増により人民元上昇の圧力が増大すると予測する。
「人民網日本語版」2006年4月12日