★阿修羅♪ > 国家破産45 > 849.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□<大手銀>女心をつかめと熱い視線 男子禁制投資説明会も|毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060411-00000060-mai-bus_all
<大手銀>女心をつかめと熱い視線 男子禁制投資説明会も
不良債権処理にめどがつき、ようやく「攻め」の姿勢に転じた銀行。中でも熱い視線を注ぐのが、社会進出の著しい女性たちだ。「カネを動かしているのは、やはり女性」とばかり、男子禁制?の投資家説明会から店舗での結婚セミナーまで企画。あの手この手で秋波を送っている。【平地修】
「『サービス第一』と言いながら、お店に行ったら行員の態度は悪い。どういうことでしょう」
先月22日、大手銀行グループ「りそなホールディングス」が東京・丸の内のホテルで開いた女性限定の投資家説明会。自行の株式への投資メリットをPRする細谷英二会長に、参加者からは厳しい質問も飛び出した。
「女性限定」は初の試みだったが、定員200人に600人超が応募した。同じ会場で、投資セミナーのほかワインの試飲会やスキンケアの講習なども開催。参加者からは「ぜひ、りそなの株を持ってみたい」との声が聞かれた。
一時は経営危機に陥ったりそな。再建を任され、JR東日本副社長から転じた細谷氏は「『銀行もサービス業』の意識を行員に徹底させるよう取り組んできた」と話す。
三井住友銀行は昨年10月、女性行員4人によるプロジェクトチーム「Next W・ing(ネクストウイング)」を発足させた。
同チームが開発した新商品の一つが、住宅ローンの「Woman PLUS」。これまで融資を受けられなかった契約社員を対象に加え、単身者用物件でも借り入れ可能にした。インターネットを利用した場合の繰り上げ返済手数料を無料にした点も特徴。女性限定ではないが、女性が多い契約社員を顧客として開拓する戦略だ。若い女性を中心に投資信託などへの関心が高まる中、ローリスクで長期の運用に適した投信も売り出した。
住友信託銀行は、女性を対象に「よいパートナーの見つけ方」と題した無料の結婚セミナーを東京・虎ノ門の支店で開催。キャンセル待ちが出るほどの人気を集めた。同支店は資産運用などコンサルティング専用の店舗。従来は男性客が主体だっただけに「とにかく、女性に足を運んでもらうことに意味がある」と、担当者は話す。
商品やサービス、店舗などの設計に女性の視点を取り入れるには、総合職のほとんどが男性という現状も壁になる。みずほフィナンシャルグループは、昨年春まで全体の約1割にとどまっていた新卒女性総合職の採用を、今春は2割以上に拡大。三菱UFJ信託銀行も来春の採用を一気に3〜4倍に増やす予定だ。
銀行が個人客営業の強化を競う中、女性客重視は単なるイメージ戦略ではなくなっている。女心を最も上手に射止めるのは、どの銀行だろうか。
(毎日新聞) - 4月11日14時47分更新