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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003011&sid=anQ9HthkqXs4&refer=jp_asia
10日の中国人民元高は「異常」、政治的な意図-BOAチン・ワン氏
4月10日(ブルームバーグ):米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)のシニア通貨ストラテジスト、チン・ワン氏(香港在勤)によれば、中国人民元の10日の相場上昇は「異常」だ。ドル相場とは逆の動きをするという過去のパターンを踏襲せず、中国当局はこれにより、人民元の上昇を許容する姿勢を示したのだという。
中国に対しては同国の輸出拡大を背景に米政権などから人民元の上昇を求める声が強まっている。中国の胡錦濤国家主席は20日、ブッシュ米大統領と会談する予定で、人民元についても意見を交換する。中国人民銀行は人民元のドルに対する1日の変動率を上下0.3%に制限している。
チン氏は10日、インタビューに応じ、「ドル相場が大きく上昇した後にもかかわらず、人民元も上昇した。これは異常で、当局者は恐らく、これを政治的に利用したいのだろう」と語った。
ブルームバーグ・データによれば、人民元は上海時間午後3時半(日本時間同4時半)現在、前週末比0.08%高の1ドル=8.0042元でこの日の取引を終えた。昨年7月の切り上げ以来では最高値。ドルの対ユーロ相場は7日、ほぼ1セントも上げ、対円では7日に次いで10日も上げている。
ABNアムロ・ホールディングの通貨ストラテジスト、シャハブ・ジャリヌース氏(ロンドン在勤)も、10日の人民元上昇には中国からの政治的な意図を感じるという。
同氏はインタビューで、中国当局は人民元相場を1ドル=7元台に上昇させたいようだとし、その理由として、「通貨上昇を容認しているとの姿勢を米国に与えることになり、胡国家主席の訪米前に恐らく大きな注目を集めることになる」と説明した。