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□バブルの兆候? 高級志向 外国車が絶好調|ゲンダイ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1836821/detail
バブルの兆候? 高級志向
外国車が絶好調だ。
日本自動車輸入組合が昨日(6日)発表した2005年度の輸入車販売台数が、前年度比0.4%増の26万9796台となり、2年ぶりに前年度実績を上回った。ただ、この数字には日本メーカーの逆輸入車も入っている。純粋に外国メーカー車だけを見ると、前年度比2.9%増。3年ぶりの増加である。
理由は、新型車効果。特別仕様車を出したり、エントリーモデルをテコ入れしたメーカーが特に伸びた。それに加えて如実に表れてきたのは、従来とは違う購入層の登場だという。
「2つの新たな層の出現です。ひとつは退職金をもらった上、住宅ローンを終えた人たちが嗜好性の強い車を選んでいる。もうひとつは新富裕層といわれるIT関連など企業経営者たち。利益を税金でもっていかれるなら、会社の金で高級車を購入しようというわけです」(自動車業界関係者)
IT長者たちの行動は、同時に発表された3月の月間登録台数で推測できる。「ポルシェ」「ベントレー」「マセラッティ」「アストンマーティン」といった、2000万円、3000万円クラスの超高級車が前年同月比1.2〜4倍と飛び抜けて売れている。年度末の3月。決算を前に駆け込み購入ということか。
「フェラーリは毎年生産台数を変えないので、人気モデルの『F430』では、納車まで通常半年から1年のところ、今は2年強お待ちいただいています」(イタリアの高級車を扱うコーンズ)
このクラスの超高級車はサラリーマン層には縁のない話かもしれない。だが実は、サラリーマンが手の届く価格帯の輸入車でも、「上位グレードが売れる」という変化が起きている。
輸入車のブランド別で6年連続トップだったのは「フォルクスワーゲン(VW)」。国産車ユーザーが輸入車を初めて購入する時、まず検討する車がVWなのだという。看板の「ゴルフ」は、最もグレードの低い「E」が車両本体価格240万円。しかしこれより100万円程度高い「GTI」や「GTX」、400万円を超える「R32」のシェアがゴルフ全体の37.5%にまで高まっているのだ。
「『GTI』は去年6月の発売以来、累計台数が5500台を超え予想を大きく上回る受注となりました。今年2月に発売したばかりの『R32』の受注も既に750台を超えました」(VWグループジャパン広報部)
世の高級志向、ますます顕著になってきた。
【2006年4月7日掲載】
2006年04月10日10時00分