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(回答先: 2兆ドルの現金印刷完了 投稿者 岩住達郎 日時 2006 年 4 月 06 日 11:21:08)
>アメリカ政府は、中国が突然米国債の償還を要求し、それを聞いた韓国がすかさず追従し、日本もためらいながらも追従する事態に備えたものと解釈するのが最も自然でしょう。その様な事態になればドルは勿論暴落し、一時的に1ドル10円位まで落ちる可能性があります。アメリカは勿論それを狙って今まで借りまくっていたわけです。皆さんはこの様な事態に備えてどの様な準備をされていますか。
中国が保有する米国債の償還して米国ドルの紙幣に引き替えてそれを保有するというのはちょっと考え難い様にも思います。米国債は利息が付きますが紙幣は利息が付かず、インフレでどんどん価値が低下します。中国がもし米国債を償還する場合、おそらくそれをユーロ建ての債券や金地金などの、ドル建てでない資産にすぐ変えてしまうと思われます。その取引は電子的に行われるでしょうから、ドル紙幣の需要が増えるとは思えません。
私が予想するのは、米国の大手金融機関の破綻に伴う取り付け騒ぎ(バンクホリデー含む)です。数年前の日本でも、銀行が破綻するときには日銀から膨大な現金が運び込まれ、窓口に積み上げられました。小切手やクレジットカードでの取引が中心で現金を持ち歩かない傾向のある米国では、もし取り付け騒ぎになれば膨大な金額の紙幣が必要になると思われます。
そして、その金融機関の破綻の引き金は、既に兆しが見えているという説もある、米国北東部やフロリダ、カリフォルニアなどの不動産バブルの崩壊だと思います。
現在の米国の金融機関が消費者向けの過大な信用供与に大きく依存しています。その信用供与の多くが不動産担保のノンリコースローンであり、不動産の値下がりリスクの多くを金融機関が保有しています。それらの不動産担保ローンの一部は投資信託等の形態で金融機関の手から離れているとしても、不動産が暴落を始めればそれらの投資信託も換金が相次ぎ、結果的に現金の需要が増える事になると思われます。
また、銀行で取り付け騒ぎが起きる状況になると信用リスクの上昇から企業の資金繰りが悪化して株価も暴落すると予測されます。この場合、株式を現金に換金することになりますが、銀行が信用できないということになればやはりドル紙幣で保有することになり、現金の需要が増えると予測されます。
素人考えですが、いかがでしょうか?