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□メガバンク 住宅ローン金利再引き上げの図々しさ|ゲンダイ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1828598/detail
メガバンク 住宅ローン金利再引き上げの図々しさ
いい気になってるんじゃないか。
メガバンク3行や主要信託銀行がきょう(4月3日)から住宅ローン金利(固定型)を引き上げる。7年ぶりに行われた3月に続き2カ月連続の金利上昇だ。3月20日以降、メガバンクなどによる預金金利引き上げから2週間で、またまた庶民の負担が増える。
「預金金利が上がったとはいえ、0・03〜0・25%増程度とスズメの涙だった。ところが、住宅ローン金利は3月適用分も含めると実質的にわずか1カ月で0・25〜0・4%もアップした。2年物の定期預金で100万円預けた場合、他行よりマシな三井住友銀でも年間500円増えて900円(税引き前)になるだけ。2年固定型住宅ローンでは3メガバンクいずれも、2月適用分より2500円、3500円増えて2万2500円と2万3500円に跳ね上がる。預金金利で増えた分など吹っ飛んでしまう」(電機大手管理職)
タチが悪いのは、住宅ローン金利商品の中で人気の高い“3年固定型”を最大0・4%(2月適用比)も上昇させていることだ。
「まさにマスを狙い撃ちしたもの。本当にふざけた話だ」(前出の電機大手管理職)
メガバンク関係者は今回の住宅ローン金利上げも「上昇する市場金利に連動したもの」と平然と言ってのける。住宅ローンの基準となる長期金利は、ゼロ金利が解除されればさらに上がるのは確実。政府の経済財政諮問会議は、住宅ローン金利が5年後には5%になるとの予測まではじき出している。半面、預金金利引き上げの速度は追いつかないとなれば、預金金利との乖離(かいり)はますます大きくなる恐れがある。
二の矢、三の矢――銀行は金利動向とは別の作戦も練っている。生損保と組んで新たな住宅ローン商品を売り出すこと。すでに販売中の「返済肩代わり」「返済免除」などをウリにしたものの反応がいいようだ。
「金利上昇局面を迎えて、銀行はとにかく手数料を稼ぎたい。中でも住宅ローンは不動産向け融資と並ぶ稼ぎ頭ですから、力が入るのは当然。生損保と“コラボ商品”を出すのは顧客の裾野を広げて、さらなる収益アップを図るため」(金融関係者)
銀行はこれからもアノ手コノ手で拡大路線を突っ走る。その陰で預金者は見捨てられていくのか。
【2006年4月3日掲載】
2006年04月06日10時00分