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□スズキがグローバル再編の目玉になる|ゲンダイ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1828599/detail
スズキがグローバル再編の目玉になる
30年以上に及んだGMの対日戦略がピリオドを打った。富士重、スズキ、いすゞ、この3社の今後の帰趨が注目されているが、なかでも関心を集めているのがワンマン会長鈴木修氏(76)が率いるスズキの動向だ。
「スズキはもっか絶好調です。今年に入ってから1月、2月連続で国内生産、国内販売、輸出、海外生産の4分野で前年同月を上回った。今3月期は、会社見通しは経常利益1100億円、純利益610億円ですが、これを上回るのは確実とみられている。株価も好調で、先週は2800円と新高値をつけました」(アナリスト)
GMがスズキ株放出を決めると、鈴木会長は「GMがこんなに困窮しているとは思わなかった」とコメント。自社の手元資金でGM保有のスズキ株(16.8%)を2300億円で買い取った。
この会社の強みは2つ。国内シェア30%超で、昨年までなんと33年間シェアトップを走り続けている軽自動車と、インド、ハンガリーなど新興国市場への食い込みだ。
「国内ではダイハツが猛烈に追い上げていますが、アルトやMRワゴンの好調で年間首位を堅持した。海外ではインドでトップブランドに成長、ハンガリーでは小型車スイフトの生産能力を20万台に増強する。イタリアのフィアットにもOEM供給することになった。なにしろ、中期経営計画(昨年5月発表)で1兆円の投資のうち6000億円が新興市場向けです」(自動車ジャーナリスト)
こんなオイシイ会社をGMは手放さざるを得なかった。当然、ライバルは食指を動かす。
「ビッグ3の一角フォードか、それとも欧州勢か。ライバルのダイハツや日産、ホンダにとっても気がかりのはず」(前出のジャーナリスト)
グローバル再編の目玉となりそうだ。
【2006年4月3日掲載】
2006年04月06日10時00分