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http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=aLiwvMscS7ak&refer=jp_us
マンハッタンの集合住宅価格、1−3月は3年で最低の上昇率に減速
4月4日(ブルームバーグ):マンハッタンの集合住宅の価格上昇は第1四半期(1−3月)、3年で最も小幅な上昇にとどまった。金利上昇で、米国で最も高価格の都市部住宅市場にも減速が見られた。
不動産鑑定会社ミラー・サミュエルと仲介会社プルデンシャル・ダグラス・エリマンによると、第1四半期の平均価格は前年同期比7.1%上昇の130万ドル(約1億5300万円)だった。2005年第4四半期(10−12月)の価格上昇率は 20%だった。過去2年の前年同期比上昇率の平均は19%。第1四半期の販売件数は1.1%減、売り出し中の物件数は60%増え6904戸となった。
ミラー・サミュエルのジョナサン・ミラー社長は「一部の保有者はあわてて物件を売りに出している。市場の向かう先について不安を抱いているからだ」と述べた。さらに、「売り物件はどんどん出てくる。買い手の交渉余地は大きくなっている」と話した。
不動産コンサルタント会社、ブラドック・アンド・パーセルのポール・パーセル氏によると、ニューヨークは米国の他の地域に比べ金利上昇の影響が大きい。約80%の購入者が当初の支払い負担が低くなる変動金利型を選択しているためだ。この比率は米国全体の2倍強だという。ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)のチーフエコノミスト、デービッド・バーソン氏によると、1年変動型の30年物住宅ローン金利の平均は第1四半期に5.3%と、前年同期比で1.2 ポイント上昇した。固定金利型は0.5ポイント未満の上昇にとどまっている。
ミラー社長によると、マンハッタンの集合住宅販売はこれで、3四半期連続で減少した。売り出し価格と成約価格の差を示す「割引率」も2.8%と前年同期の1.3%から拡大。成約までの日数も1カ月以上延び、138日となった。
ただ、証券会社と不動産会社の持ち株会社のテラ・ホールディングスのグレッグ・ハイム最高経営責任者(CEO)によると、年末賞与を受け取ったウォール街従業員の多いマンハッタンのイーストサイドでは、価格は大きく上昇し、2ベッドルームの物件の平均価格は前年同期比26%上昇の160万ドルだった。