★阿修羅♪ > 国家破産45 > 764.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: ピークオイル 日本の認識度の例 投稿者 Y 日時 2006 年 4 月 02 日 13:10:07)
阿修羅さんこんにちは。私のHPにはピークオイルを論じる方が誰も投稿していただけなかったので、うれしく思います。またときどき遊びに来てください。
私は日本ではめずらしい石油開発専業会社に30年以上勤務しています。欧米では、ピークオイル論が石油専門誌でも盛んに論議されているのに、日本ではほとんどまじめに討議されていないことに、危惧感を覚えております。
あまりに恐ろしすぎるから、考えないというのは、臭いものには蓋、走り出したものは止められないという発想で、本当に恐ろしい結果を生むでしょう。
私はピークオイル論はピークチープオイル論であるというやや楽観的な考え方です。ドラム缶一本分の原油が、同量のミネラルウォーターの1/10の値段で買えた時代は、確かに永久に戻ってこないと思います。
ただし、炭化水素資源は、石炭、オイルサンド、オイルシェールを含めれば、まだ100年は持ちそうです。東大の地質専門の教授の主導で日本でだけ変に期待されているメタンハイドレートは永久に商業化はできないと読んでいますが。
自動車会社では石油枯渇時代を見越した技術研究がとうの昔に始まっています。太陽電池の研究がもっとも進んでいるのは、ホンダだという人がいます。石油鉱業連盟では石油開発基礎講座を以前は東京だけで開催してきましたが、最近は名古屋でも開催しています。名古屋には石油開発会社の本社も支店もありませんが、トヨタや中部電力などの方々が熱心に聴講してくれるからです。
最近三菱重工が長崎工場で太陽電池の開発に100億円投じたというニュースは明るいニュースだと思います。太陽電池は開発の最先端が日本だと思っていますし、最先端であるため、あまり外に情報が出てこないので、エネルギー経済研究所でもあまり論文が発表されていません。
しかし、道路特定財源は、なんとかしないと、30年後は第二東名高速は自転車専用道路になっているとまじめに考えています。
身の回りの環境改善が大事と考え、一時日本で一番ダイオキシンで汚されたという悪名をいただいた地元藤沢の引地川の環境改善に微力を尽くしています。
百の御託よりひとつの実行が大事と考えるからです。