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http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/03/22/20060322000022.html
なぜ韓国株だけ独歩安なのか
世界の証券市場で韓国株の独歩安が続いている。
今年に入り、世界の証券市場はロシアのRTS指数が年初に比べて25%上昇したのをはじめ、軒並み上昇している中、韓国株だけが年初に比べマイナスとなった。
特に、3月に入り、米国のダウ・ジョーンズ指数は5年ぶりの最高値(1万1253.24)を更新し、3月初めに一時下落していた日本の証券市場は再び上昇し始め、2月に記録した今年の最高値に迫っている。
一方、韓国の証券市場は、今年1月中旬に大きく値を下げてから、2か月間「KOSPI指数1300台」にとどまっているのが現状。昨年、エマージングマーケット(新興市場)のリーダー格として世界の証券市場を引っ張ってきた韓国の証券市場がなぜ世界の証券市場から取り残されてしまったのか。
専門家たちは昨年の高い上昇率と企業業績の悪化への懸念が悪材料になったと分析している。
◆韓国株式市場の独歩安=ロシアRTS指数は年初に比べ25.14%も急騰。それだけでなく、韓国と共に「エマージングマーケット」と呼ばれるブラジルのボベスパ指数も年初に比べそれぞれ10.97%、14.19%上昇した。
一方、昨年にはこれらの国々と肩を並べていた韓国は年初に比べて2.37%下落した。台湾も最近、株価が下落し、年初に比べ株価が値を下げてはいるものの、0.49%程度にとどまり、韓国と比べれば微々たるものだった。
◆昨年振るわなかった米国をはじめ先進諸国は今年に入り、軒並み上昇した。米国では最近、昨年から続いている連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ基調が終わりに近づいているという期待感が株価を上昇させている。
日本と欧州も中央銀行が金利政策を引き締め政策に方向転換したにもかかわらず、景気が回復軌道に乗り、株価も堅調な上昇を続けている。
◆世界の証券市場とのデカップリング(decoupling)、海外投資家「運命」のせい?=今年2月の1か月間、海外投資家らはアジアの主な証券市場の中で韓国でのみ売り越しを記録した。海外投資家らは日本を除くアジア新興市場の証券市場で、軒並み41億ドル相当を買い越す中でも、韓国では4億3700万ドル相当の株式を売り越した。
3月になっても、海外投資家は4000億ウォン台の売り越しを記録している。特に、韓国証券市場の主力株、サムスン電子などのIT銘柄を集中売りしている。
海外投資家の売り姿勢が続いている最大の理由は、大きく二つに分けられる。その一つは昨年の株価の異常な高騰、もう一つは企業業績の負担がある。リーマン・ブラザース証券の閔裕聖(ミン・ユソン)代表は「韓国の異常な株価高騰に対する負担に、為替急落とそれに伴う企業の採算性悪化、IT関連製品の値下げなどが重なり、海外投資家らが離脱売りに出ている」と語った。海外投資家らは離脱売りの後、様子見スタンスを取っているということだ。
メリルリンチ証券の李南雨(イ・ナム)専務は「全世界的にエマージングマーケットに資金が流れ込んではいるものの、1月に比べて最近は東南アジア諸国やトルコ、ロシアなどの存在感が韓国よりさらに高まっている」と語った。同専務は「最近、海外投資家らが韓国市場に対して感じている最大の負担は、株価があまりにも上昇しすぎたこと」と付け加えた。
◆海外投資家の韓国市場「無視」はいつまで続くのだろうか=専門家らは、当面海外投資家らが積極的な買いを手控えるとみている。その期間については意見が分かれる。
韓国証券のカン・ムンソンアナリストは「第1四半期の企業業績の悪化に対する懸念を解消させることや、ドイツワールドカップの特別需要によるIT企業の業績回復に対する期待感を持たせるには、4月末以降になると思う」と語った。
一方、リーマン・ブラザース証券の閔裕聖代表は「企業の業績悪化が第3四半期までは続くと予想され、海外投資家らが再び『買い』に転じる時期は第4四半期になろとみられる」と語った。
ただし、集中売りは終わったという意見もある。グッドモーニング新韓(シンハン)証券のキム・ジュンヒョンアナリストは「3月初めに入り、IT銘柄を中心に1兆2000億ウォン台の売り越しを記録していた海外投資家らの売りが先週を境に顕著に縮小した。いったん、海外投資家による株価下落の様相からは抜け出した」と分析した。
朝鮮日報