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呉服販売「愛染蔵」が破産手続きを申し立て [読売新聞]
http://www.asyura2.com/0601/hasan45/msg/660.html
投稿者 white 日時 2006 年 3 月 20 日 16:57:09: QYBiAyr6jr5Ac
 

(回答先: 破産手続き中の「愛染蔵」社長、ホテルから投身自殺 [読売新聞] 投稿者 white 日時 2006 年 3 月 20 日 16:55:42)

□呉服販売「愛染蔵」が破産手続きを申し立て [読売新聞]

 http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20060317p101.htm

呉服販売「愛染蔵」が破産手続きを申し立て

 テレビCMなどで知られる呉服販売「愛染蔵(あぜくら)」(大阪市)は16日、破産手続きの開始を大阪地裁に申し立てた。同社によると、グループ会社7社を含めた負債総額は約148億円にのぼる。同社を巡っては、展示会の来場者を商品購入まで帰さない「展示会商法」が問題化。購入者が損害賠償請求訴訟を起こしたり、消費者センターに相談が相次いだりし、取引先の信用が低下していたという。

 申し立てを受けた同地裁は同日、保全管理命令を出した。今後、破産手続きを開始するかどうか決める。

 同社に対しては、女性4人が昨年11月、支払い済みローンなど計約2300万円の損害賠償を求めて同地裁に提訴し、うち2人について今年2月、代金返還を条件に和解が成立。その1人は申し立てに「被害者は多いと思われ、救済がどうなるのか心配だ」と話した。

 東京商工リサーチによると、愛染蔵は1973年の設立で、資本金9000万円。積極的なテレビCMなどを展開し、知名度を上げた。顧客を展示会に招いて呉服類や貴金属などをローン契約で販売する商法で、02年5月期には約200億円を売り上げたが、呉服離れや競争激化から、05年5月期の売り上げは約170億円に減少した。

 債権者集会は22日午前10時半から、大阪市中央区高麗橋の朝日生命ホールで開かれる。

 大阪市中央区難波の愛染蔵本店では16日夕、幹部が社員数百人を会議室に集めて「自己破産を申請した。皆さんには今日で辞めてもらう」と伝えたといい、30歳代の男性社員は「4日前までここで着物や宝石の展示会をしていたのに。明日からどうすればいいのか」と途方に暮れていた。

 夜に入ってからは、ニュースなどを見た取引業者や顧客が店の前へ駆けつけ、出入りする保全管理人らに「売掛金があるのだが、戻ってくるのか」「来年の妹の成人式のために振り袖のレンタル料金を支払った。ちゃんと貸してもらえるのか」と詰め寄るなどした。

 同社との契約を「解約したい」などとする相談は、大阪市消費者センターだけでも2000年度以降、計339件。センターは市消費者保護条例の禁止事項の「不当な取引行為」にあたるとして02年3月、同条例に基づく指導を行ったが、その後も相談は減らず、昨年10月に再指導した。

 同市内の40歳代の女性は「買わなくていいから」と言われて出向いた展示会で社員5人に囲まれて帰れなくなり、約50万円の着物を契約させられた。60歳代の女性は「見るだけ」と誘われた展示会をきっかけに着物や指輪など770万円分を契約したが、ローン返済ができなくなり、自己破産を検討中だという。

 同社の責任追及を行ってきた弁護士らによると、月8万円ほどの年金が頼りの生活なのに400万円以上の契約を結ばされ、月7万円を超えるローンの支払いで薬を買えなくなって持病が悪化、死亡した女性もおり、この女性の娘(34)は「お年寄りの気の弱さにつけ込む商法。絶対に許せない」と憤っている。

(2006年03月17日読売新聞)

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