★阿修羅♪ > 国家破産45 > 629.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/20060317NTE2IFT0617032006.html
独ダイムラークライスラー、米で新たな販売奨励策を導入(3/17)※
独ダイムラークライスラーの北米クライスラー部門は、競争が激しい米自動車市場の販売テコ入れと在庫削減のため、新たな販売奨励策を打ち出した。
最長6年間のゼロ金利ローンや6カ月間元金返済なしのローンをほとんどのクライスラー車に適用するほか、成績優秀な販売代理店従業員に有給休暇を与え、販売したかどうかにかかわらず一定量を仕入れた代理店に1台当たり1000ドルを支給する。
ピッツバーグのあるディーラーの販売責任者、デーブ・マラニー氏は「長い間、こんなに革新的な奨励策はなかった。1000ドルの奨励金で車種を拡充することができる」と話す。だが、メリルリンチのアナリスト、ジョン・マーフィー氏は「メーカーが販売ではなく仕入れに対して報酬を支払うのは、需要の不吉な兆候だ」と指摘した。
米乗用車・ミニバン市場でのクライスラーのシェアは、1月の13.6%から2月に15.1%に上昇した。しかし、ディーター・ツェッチェ社長は「在庫が多すぎる。販売奨励金を増額しなければならないことは明らかだ」と述べている。
デトロイトに拠点を置く北米自動車大手3社(ビッグスリー)は、アジアメーカーの攻勢に直面している。米自動車購入ガイド誌「コンシューマー・リポーツ」最新号では、推奨車種10部門で日本車がトップを独占した。
クライスラーはゼネラル・モーターズ(GM)とフォードへの対抗上、販売をテコ入れする必要があったとしている。GMは最近、「マーチ・マッドネス」と呼ぶキャンペーンを始め、SUV(多目的スポーツ車)を中心に最高1000ドルの割引を実施している。
(英フィナンシャル・タイムズ特約)