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中国は、良い情報しか出ていない。
中国建設銀行のホームページをみてもIR情報が充実しているとはいいがたい。
ですが、初期の段階での大手中国の銀行の株はカイですね。
投資は自己判断で!!
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200603170007a.nwc
中国が金融機関の経営健全化に向けた動きを加速させている。銀行業監督管理委員会は、銀行が抱える不良債権率が二〇〇五年末で4・22%と〇一年末の16・62%から大幅に改善したとする報告書をまとめた。また中央銀行である中国人民銀行は、証券、保険会社についても反マネーローンダリング(資金洗浄)部門の管理下に置くことを決めた。産業の血液でもある金融の停滞は中国に経済の動脈硬化を引き起こしかねず、正常値に向けたテコ入れを進める。(河崎真澄)
≪改革軌道に≫
人民日報によると、不良債権の低減は中国の銀行が融資審査や資金回収で持続的に進めた「質の向上」が要因という。国有企業向け融資で焦げ付いた債権の処理も急ピッチで進んだもようだ。
同委のまとめでは、中国の株式制商業銀行が抱えている不良債権残高は昨年末段階で千四百七十一億元(約二兆九百億円)と、〇一年末の二千三十五億元(約二兆八千九百億円)から五百六十七億元(約八千億円)削減された。一方で優良な融資残高が増大して、不良債権率が減少に向かったという。
また、融資の焦げ付きに備えて当期の損失として計上しておく貸し倒れ引当金が、昨年末の残高で八百九十八億元(一兆二千七百五十億円)となり、およそ八割の損失をカバーした。同委では、すでに一部の銀行では貸し倒れ引当金が国際基準に基づいて処理されていると判断しており、全体でも銀行改革は健全化の軌道に乗ったとの見方を示した。
同委では、今後さらに不良債権の処理に力を注ぎ、銀行合併などの再編や外資による資本注入の受け入れ、債権の外資ファンドへの売却や債権の証券化など、市場メカニズムにのっとった処理を推進する。今後二年以内に、すべての株式制商業銀行で不良債権率を5%以下に抑える方針だ。
≪信頼回復へ≫
また新華社によると中国人民銀行は、銀行以外に保険や証券も犯罪にかかわる資金の洗浄機関になりうるとして、反マネーローンダリング部門の監督下に置く意向を示した。国際間など大規模取引情報の収集や外貨の統一管理などで、疑わしい金融取引への検査体制を強めていく方針で、証券と保険に対応する反マネーローンダリング監督管理チームを組織する。中国ではこれまでも金融機関の不良債権問題や乱脈経営問題などが頻発していたが、金融当局はこうした監督強化策によって銀行、証券、保険などの金融機関の経営健全化と透明化を図り、国際社会からの信頼を得たい考えだ。その一方で四大国有銀行の一つである中国工商銀行の年内をメドとした上場手続きの開始など、新たな資金調達への道を模索していく。
工商銀は昨年、不良債権率を2・49%まで低下させている。また今年一月にはゴールドマン・サックスなど米投資会社が三十七億八千万米ドル(約四千四百五十億円)を工商銀に投資するなど、財務体質を大幅に改善させる対策を取っている。中国金融の安定化と国際的な信頼回復をめざす。