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□量的緩和解除へ、日銀がきょう最終判断 [読売新聞]
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060309it01.htm?from=top
量的緩和解除へ、日銀がきょう最終判断
日本銀行は9日、2日目の政策委員会・金融政策決定会合を開き、約5年間続けた金融の量的緩和策の解除に向けて最終判断する。
日銀は物価動向がプラスに転じていることからデフレ脱却を見通せる状況になったと判断を固めており、日銀の福井俊彦総裁は解除提案する意向だ。
決定会合では量的緩和策を解除した後に、金利や物価を安定させる新たな枠組みも焦点になっており、意見集約ができるかどうか不透明な要素も残っているが、福井総裁が解除を提案すれば、政策委員の大半の賛成で解除が決まるのは確実な情勢だ。
決定会合は3人の正副総裁と6人の審議委員が参加。8日の初日の会合は日銀執行部が現状の経済や物価情勢を説明し、意見交換をして予定通り2時間程度で終了した。9日は初日の議論を踏まえて、解除の是非や、金利安定の枠組みで望ましい物価の数値を示すかどうかなどについて検討し、意見をまとめる。
解除が決まれば、日銀はただちに、金融調節の目標を、民間の銀行が日銀に預けている日銀当座預金の総額から金利に移す。その場合も、当面は、デフレ脱却を確実にするため、金融調節でゼロ金利を維持して景気を下支えする。