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「為替」 ドル・円じり安115円88銭まで、米Q4GDP改定値控えて小動き、原油3％安／ニューヨーク外国為替市場概況
「ドル・円じり安115円88銭まで、米Q4GDP改定値控えて小動き、原油3％安」ニュー
ヨーク概況 2006年2月28日（火曜日）−株式会社フィスコ 平松 京子／片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:29JST 「ドル・円じり安115円88銭まで、米Q4GDP改定値控えて小動き、原油3％安」
【ロンドン市場概況】
27日のロンドン外為市場では、モデル系ファンドらのユーロ・円の売りが続き、
ユーロ・円が137円86銭から137円41銭まで下落したことで、ドル・円も116円31銭か
ら116円00銭まで下落、ユーロ・ドルも1.1864ドルから1.1838ドルまで下落した。ポ
ンド・ドルは1.7417ドルから1.7378ドルまで下落、ドル・スイスは1.3187フランか
ら1.3219フランまで上昇した。ユーロ・円は売り一服後137円83銭まで反発、ドル・
円は116円25銭まで反発、ユーロ・ドルも1.1860ドルまで反発、ポンド・ドルも
1.7413ドルまで反発、ドル・スイスは1.3185フランまで反落した。
【経済指標】
ユーロ圏・1月のマネーサプライM3伸び率：前年比7.6％（12月7.3％）、3カ月平
均：7.5％（12月7.6％）ECB参考値4.5％
【要人発言】
クルーガーIMF第1副専務理事
「日本はデフレを確実に克服することが重要」（財務省幹部）
フェレロワルトナー欧州委員（対外関係・欧州近隣政策担当）
「EU、パレスチナ自治政府への経済支援を発表へ」
中国社会科学院・張研究員
「米国の人民元上昇圧力、満足な結果生まれない」
中国商務省当局者
「06年の中国貿易総額は15-20％増加の見通し」
台湾
「国家統一綱領を廃止」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円：116円29銭、ユーロ・ドル：1.1855ドル、ユーロ・円：137円85銭、ポン
ド・ドル：1.7408ドル、ドル・スイス：1.3194フラン
【ニューヨーク市場概況】
週初27日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は戻りの鈍さから115円88銭までじ
り安となったが、米債券利回りの上昇をきっかけに反転し、116円29銭まで買われ、
116円10銭前後で取引を終えた。午後の取引は28日に米第4四半期GDP改定値の発表が
予定されていることから小動きに終始した。
ユーロ・ドルは原油価格の大幅下落やユーロ・円の下落を受けた売りで1.1839ドル
まで下げたが、オプション絡みの買いや欧州筋のショートカバーで1.1868ドルに反
発し、1.1850ドル前後で引けた。ユーロ・円は人民元の上昇、本邦企業の期末に向
けたレパトリを受けた円買いが強く137円85銭から137円47銭まで下落した。ポン
ド・ドルは1.7382-1.7420ドルの間を上下し、1.7400ドル前後で引けた。ドル・スイ
スは1.3187フランから1.3229フランまで上昇した。
【原油市場】
原油相場は、供給不安要素の減少を受けて大幅下落した。先週末に起こったサウ
ジアラビアの石油施設へのテロ未遂事件では、その後同国の治安部隊が攻撃に関与
した5人の武装集団を殺害したことが伝えられた。また、イラン核問題でイランが
「ロシアとウラン濃縮を実施するための合弁企業を設立することで原則合意した」
と述べ、同国への経済制裁が回避される可能性が出て来たこともあり、供給懸念が
後退した。ただ、イラン核問題は、一部メディアが「ロシア側はイランの主張を否
定した」と伝えており、不透明感が残っている。NYMEX原油先物価格は下落を続け、
61.00ドル（前営業日比3.0％安）で取引を終えた。
【通貨オプション】
ドル・円スポット相場は、日本の金利先高感や3月期末に向けたレパトリの動きが
強まっている事などから一ヶ月ぶりの円高水準となっている。この動きを受けたオ
プション市場での変動率は、1ヶ月物は9.150％から9.350％、3ヶ月物は8.875％から
8.975％、6ヶ月物は8.825％から8.925％へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルでは日銀金融政策決定会合、3月期末までの円高観測は強いもの
の、その後は根強い米金利上昇観測を受けて戻り相場を予想する向きが多い模様。
25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.700％から+0.850％、3ヶ月物は
+0.750％から+0.800％へそれぞれ拡大しているが、6ヶ月物は+0.825％で先週末と同
水準で取引されている。
【株式市場】
NY株式相場は上昇。1月新築住宅販売が5％減となったことで上値の重いオープンと
なったものの、原油価格が下落したことや主要企業の好決算を受け、その後は緩や
かに上昇する展開となった。セクター別では、小売や運輸が上昇する一方で、エネ
ルギーや素材が軟調。ディズニー（DIS）とピクサー（PIXR）は、アップル（AAPL）
によるディズニー買収の可能性について経済紙バロンズが報じたことで上昇。ホー
ムセンターのロウズ（LOW）はアナリストの事前予想を上回る決算を発表して5.8％
高。60億ドル規模の自社株買い枠設定を発表したメリルリンチも堅調に推移した。
フラッシュメモリのサンディスク（SNDK）は、シティグループが投資判断を引き上
げたことで8.4％高。ダウ構成銘柄では強気の2006年度の業績予想と10億ドルの自社
株買い枠設定を発表したベライズン（VZ）が小幅高となった。結局ダウは、35.70ド
ル高の11097.55、ナスダックは20.14ポイント高の2307.18で取引を終了した。10億
ドル単位の自社株買い枠設定が相次いで発表され、相場の支援材料となっている。
【経済指標】
カナダ・10-12月期の経常収支：+133億カナダドル（予想+90億カナダドル、前期+78
億カナダドル←+93億カナダドル）
米・1月の新築住宅販売件数：123.3万件、前月比5％減（予想126万件、12月129.8万
件←126.9万件）
【要人発言】
特になし
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場： （始値） （高値） （安値） （終値）
ドル・円 116.09 116.31 115.88 116.09
ユーロ・ドル 1.1858 1.1868 1.1838 1.1846
ユーロ・円 137.52 137.90 137.41 137.51
ドル・スイス 1.3204 1.3229 1.3182 1.3228
ポンド・ドル 1.7383 1.7420 1.7377 1.7402
株式市場：
NYダウ 11062.81 11132.61 11061.73 11097.55
ナスダック 2291.91 2313.53 2291.24 2307.18
債券市場： （始値） （終値）
米国債30年物 4.526 4.551
米国債10年物 4.573 4.592
先物市場：
NY金先物 557.5 558.4 554.8 557.0
NY原油先物 62.00 62.10 60.85 61.00
（フィスコ） - 2月28日7時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060228-00000002-fis-brf
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。