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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060227-00000075-mai-bus_all
<日本板硝子>業界3位英社を子会社化 買収額3585億円
日本板硝子は27日、ガラス業界世界3位の英ピルキントン社を買収し、完全子会社化することで合意したと発表した。日本板硝子はピルキントンに約20%出資する筆頭株主だが、残りの株式を1株1.65ポンド(約340円)で6月下旬までに取得する。買収総額は約18億ポンド(約3585億円)の見込み。買収後もピルキントンの現経営陣が経営に当たり、ブランドも残すが、重複する販売拠点などを統廃合する。
日本板硝子は業界6位で、売上高は約2600億円とピルキントンの約半分。買収後の売上高は7600億円に達し、海外展開などで先行する業界トップの旭硝子に次いで業界2位となる。日本板硝子の主な海外生産拠点は、建築向けを中心とするマレーシアとベトナムの2カ所だが、今後はピルキントンの欧米の生産拠点の活用が見込め、業績が好調な日系自動車メーカーへの世界的な供給体制が整う。
両社は、これまでも提携関係にあったが、具体的な成果は、北米での自動車向けの合弁事業にとどまり、03年ごろから中国で合弁事業を検討していたが、合意に至っていなかった。日本板硝子は昨年秋以降、ピルキントンに買収を提案したが、同社は「価格が想定を下回っている」とし、こう着状態が続いていた。買収額は当初3000億円程度だったが、日本板硝子が引き上げを提案した。
日本板硝子の出原洋三会長は会見で「両社は技術などで補完関係にあり、買収で競争力が高まる」と述べた。今後、ピルキントンの経営陣と意思疎通を図っていけるかが課題になりそうだ。【熊谷泰】