★阿修羅♪ > 国家破産45 > 432.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
「為替」 ドル買い戻し相場117円11銭まで、サウジでのテロ発生で原油4%弱上昇/ニューヨーク外国為替市場概況
「ドル買い戻し相場117円11銭まで、サウジでのテロ発生で原油4%弱上昇」ニュー
ヨーク概況 2006年2月25日(土曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:18JST 「ドル買い戻し相場117円11銭まで、サウジでのテロ発生で原油4%弱上昇」
【ロンドン市場概況】
24日のロンドン外為市場では、ドル・円は、米系証券などから利食いのドル買い
が先行し116円63銭から117円11銭まで反発した後、再びドル売りとなり116円60銭ま
で下落する展開になった。ユーロ・円も138円89銭から139円32銭まで上昇後138円76
銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.1917ドルから1.1883ドルまで下落後1.1906ドル
に反発、ポンド・ドルは1.7534ドルから1.7473ドルまで下落後1.7505ドルに反発、
ドル・スイスは1.3087フランから1.3132フランまで上昇後1.3110フランまで反落し
た。
【経済指標】
英・10-12月期のGDP改定値:前期比+0.6%(予想+0.6%、速報+0.6%)
独・1月の輸入物価:前月比+0.9%、前年比+6.8%(12月+0.3%、+6.8%)
スイス・2月のKOF景気先行指数:1.30(予想1.25、1月1.26)
【要人発言】
ビーン英中銀理事
「エネルギー価格に一段の上昇リスク」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:116円91銭、ユーロ・ドル:1.1900ドル、ユーロ・円:139円07銭、ポン
ド・ドル:1.7490ドル、ドル・スイス:1.3123フラン
【ニューヨーク市場概況】
24日のニューヨーク外為市場では、ドル・円はサウジアラビアでのテロ発生による
地政学的リスクや2000年7月以来の大幅減少となった米1月の耐久財受注を受けて116
円66銭まで売られたが、短期筋の利食いや本邦機関投資家筋の買いで反転し、米イ
ンべストメント主導の買いで117円09銭まで反発し、116円90銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは低調な米指標発表後に一旦1.1915ドルまで上昇したが、ドル買戻し
の流れを受けて1.1863ドルまで反落し、1.1875ドル前後で取引を終えた。ユーロ・
円は円金利先高観や人民元切り上げ観測を受けてCTA、投機筋の売りが強く、139円
14銭から138円65銭まで下落し、安値圏で引けた。ポンド・ドルは1.7515ドルから
1.7428ドルまで下落した。ドル・スイスは1.3103フランから1.3185フランまで上昇
した。
【原油市場】
原油相場は、サウジの石油精製所を狙った自爆テロが発生したとの二ュースを受け
て急伸した。複数のメディアによれば、テロリストらは少なくとも2台の爆弾積み自
動車を使って、サウジアラビアが生産する原油の約2/3を精製する施設に自爆テロを
仕掛けたという。治安部隊が施設進入前に撃退したことから製油所への直接的な被
害はなく、同国の石油生産に影響は生じなかったものの、「今後も製油所を狙った
テロが起こる可能性がある」との思惑から買い優勢の展開が続いた。
NYMEX原油先物価格は2ドル以上上昇し、約2週間ぶりの高値水準である62.91ドル
(前日比3.9%高)で取引を終えた。なお、今週の原油価格の騰落率は+5.0%となっ
た。
【通貨オプション】
ドル・円スポット相場は日銀の量的金融緩和解除観測が更に強まった事や、人民
元追加切り上げ観測に伴う円買いに、上値の重い展開が続いている。オプション絡
みの買いや利食いに下値が支えられていることからオプション市場での変動率は、1
ヶ月物は9.150%で昨日と同水準、3ヶ月物は8.925%から8.875%、6ヶ月物は
8.875%から8.825%とそれぞれ低下した。しかしながら1年以上では米系から大口の
買いが観測されており、1年物は8.600%から8.700%へ上昇した。
リスクリバーサルは来週にアダムズ米財務次官の訪中を控えて短期中心に円コール
買いの動きが強まっており、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.65%から
+0.700%、3ヶ月物は+0.700%から+0.750%へそれぞれ拡大した。6ヶ月物は
+0.825%で昨日と同水準で取引されている。個別では1ヶ月物112円50銭、115円50銭
ストライク(112円40銭リバースノックアウト付)、2ヶ月物116円ストライク(112
円リバースノックアウト付)などの下値ストライクの円コール買いが目立ってい
る。
【株式市場】
NY株式相場はまちまち。サウジアラビアでテロ未遂と思われる爆発が起きた事で原
油価格が急騰、これが嫌気され朝方から軟調推移となった。しかしながら、プー
ル・セントルイス総裁が、金利はほぼ適切な水準に近づいているとの発言を行った
ことから、引けにかけて緩やかに上昇する展開となった。セクター別では、エネル
ギーや商業サービス用品が上昇する一方で、自動車・自動車部品や不動産が軟調。
ギャップ(GPS)が冴えない決算を発表して下落。また自動車部品のダナ・コープ
(DCN)は、WSJ紙が破綻の可能性を報道したことで33%の急落となった。一方で携
帯端末のリサーチ・イン・モーション(RIMM)はサービス停止の可能性があった特
許訴訟で結論が先送りとなったことで急騰。好決算を発表した小売のコールズ
(KSS)も5.3%高となった。ダウ構成銘柄では、昨日10億ドルの自社株買い枠設定
を発表したホームデポ(HD)が小幅高。結局ダウは7.37ドル安の11061.85、ナスダ
ックは7.72ポイント高の2287.04で取引を終了した。リサーチ・イン・モーション
(RIMM)の携帯端末「ブラック・ベリー」は、ビジネス用途として多くの企業で採
用されており、サービス継続の動向が注視されている。
【経済指標】
米・1月の耐久財受注:前月比-10.2%(予想-1.0%、12月+2.5%←+1.3%)
米・1月の耐久財受注(輸送機器除く):前月比+0.6%(予想+0.5%、12月+1.9%←
+0.9%)
【要人発言】
ファーガソン米FRB副議長
「経済にとって教育を受けた労働力は必須である」
プール米セントルイス連銀総裁(投票権無)
「やむを得ない場合以外は金利変更を25ベーシスポイントごとに行うべき」
「連銀の金融政策の透明度を増すためにFOMC声明の文言は標準化すべき」
「ほとんどの金利変更はそれぞれの会合で行うべき」
「米国の経済はかなり強い」
「今年度の米GDPは3.5%へ上昇する可能性がある」
「金利は必要であるべき水準にある」
「前回FOMC以来、経済状況に対する見方に変更はない」
「生産性成長は2.5%以上に加速する可能性がある」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 116.93 117.11 116.60 116.90
ユーロ・ドル 1.1917 1.1915 1.1863 1.1877
ユーロ・円 139.16 139.32 138.65 138.82
ドル・スイス 1.3106 1.3185 1.3087 1.3171
ポンド・ドル 1.7481 1.7530 1.7428 1.7456
株式市場:
NYダウ 11065.77 11085.54 11010.22 11061.85
ナスダック 2278.62 2287.86 2272.78 2287.04
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.501 4.527
米国債10年物 4.555 4.575
先物市場:
NY金先物 554.0 562.0 554.0 561.2
NY原油先物 61.70 63.25 61.70 62.91
シカゴ日経平均先物 16080 16170 16065 16160
(フィスコ) - 2月25日7時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060225-00000001-fis-brf