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銀行融資が拡大・95年以来の最大に・GDP比の31・3%
テレビの宣伝を見れば分るとおり、銀行の貸出宣伝が昨年来辺りから増えており、特に給料から天引きが一種の流行である。これが家計を狂わす原にもなっているのだが、それはさておき、昨年12月の銀行貸出残高が6068億7400万レアルになり、国内総生産GDPの31・3%相当と95年来の最高率になったと中銀が発表した。04年末には27%だったものである。大部分を民間銀行の貸し出しが占め、昨年には全体で21・5%、民間銀行が25・3%増、政府系銀行も16・1%の増加を見た。ロペス中銀経済局長は「妥当な伸びで、まだ他国と比較すれば伸びる余地がある」という構えである。
《給料からの天引きが伸び最高に》
確かに貸出が増えれば国民の消費を促し、企業の投資も拡大、経済成長につながる。さらに融資が増えれば金利も下がる道理だが、これだけはまだ高止まりに近く、基準金利17・25%は実質で世界最高の12%線上のあり、銀行の貸出利息平均は04年末の44・6%が昨年末では45・9%に上った状態にあった。
融資の拡大が顕著だったのは自己資金での金利自由貸し出しで、昨年末には3408億レアルと前年末比25・6%増となった。この中でも給料から天引きの融資が82・7%も増えて320億3600万レアルを記録した。
この融資の利点は金利が普通の個人融資の場合の年利80・8%に対し36・4%と安い点にある。銀行にとっては貸倒れがほぼゼロと確実であるためである。
ただ、自由金利の貸出全体では支払い不能は増大しており、90日以内での未払いでみて前年の3・6%から昨年は4・2%となっている。融資が増えれば当然だと中銀ではみている。
一方、政府の規制金利での貸し出しは伸び率は少なく、11・8%増の2020億9900万レアルとなっている。