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(回答先: 日航社長へ辞任要求 役員反乱 再建に暗雲 [東京新聞] 投稿者 white 日時 2006 年 2 月 16 日 20:16:04)
□日航の内紛、再建に暗雲 50人署名 [朝日新聞]
http://www.asahi.com/business/update/0216/003.html
日航の内紛、再建に暗雲 50人署名
2006年02月16日03時02分
日本航空グループの役員ら約50人が、新町敏行社長(63)ら代表取締役3人に辞任要求した「内紛」の波紋が広がる。背景には、旧日本航空と経営統合した旧日本エアシステム(JAS)側の処遇をめぐる不満もちらつく。だが、相次ぐ運航トラブルなどで安全対策と経営改革は待ったなしの状況。乗客の不安をよそに内紛が続くと、安全運航や経営再建に悪影響が出る恐れもある。
「大変残念。いまは自分に与えられた使命を果たすことに努めたい。進退は自ら判断する」。新町社長は15日夜、出張先の香港から帰国した関西空港で記者団に、辞任要求を受け入れない意向を示した。
さらに「安全体制を再構築し、失われた信頼を取り戻したい」と経営再建を進める考えを示した。辞任要求した役員らの処遇については「いまは何も考えていない。必要に応じて話し合いをしなければいけない」とした。
だが、内紛の背景には根深い「対立」があるとみられる。
現在の日航グループは02年に旧日航と旧JASが統合してできた。旧日航出身の兼子勲前会長(昨年5月退任)が、統合後の持ち株会社の役員の多くを旧日航出身者で固めたため、旧JAS側の不満が募った。
今回の動きの中心は、主に国際線を運航する日本航空インターナショナルの役員4人で、いずれも旧日航出身。だが「旧JAS出身の元幹部が後押ししたのではないか」(ある幹部)との見方が出ている。こうした不満と、改革が進まない新町体制への中堅幹部の不満の連鎖が、約50人の署名につながった。別の幹部は「署名した、しないで疑心暗鬼になりそう」と社内の亀裂が深まることを懸念する。
2月に入って、日航の約4%の株を保有する元衆院議員・糸山英太郎氏がホームページに「JAL現経営陣との決別」と題したコラムを載せたことも、社内の不満噴出を後押しした。
運航トラブル続きで客離れが進むだけに、目下の最大の課題は安全対策と顧客サービスの充実。だが、今回反旗を翻した役員は安全運航、顧客サービス、国際線などの現場責任者だ。このため、社外の関係者からは「安全対策や信頼回復が本当に進むのか」(大手金融機関)との指摘も出る。
日航は06年3月期で大幅な連結当期赤字に陥る見込みで、2月末に再建計画を出す予定。融資している銀行の幹部は「再建そっちのけでゴタゴタが続くなら、厳しく臨む」と話している。