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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0210&f=business_0210_010.shtml
【中国統計を読む】江西省統計局が教育水準向上を訴える
江西省統計局は8日、江西省の「三農」問題に関するリポートを発表した。主旨は農村の改革・発展には余剰労働力の就業推進が必須であるというものだが、それを阻んでいるのが農村の教育だという注目すべき見解が示されている。
リポートによれば、農村の余剰労働力の就業は「肉体労働」型から「技能労働」型にシフトしていく必要があるが、技能労働職に就くためには一定の教育水準が求められる。しかし江西省の農村労働力は質が低く、教育水準は中学校卒業レベルが48.9%、高卒以上は10.8%にすぎない。それどころか非識字者が5.5%存在し、小学校レベルの教育しか受けられない者が34.8%に達しているという。
(出典:江西省統計局Web)
何らかの技能を修得するにも最低限の教育が必要だが、農村における教育の実態がそれを阻んでいるというわけだ。
義務教育の徹底と教育水準の向上こそ「三農」問題解決のカギだというリポートは、さらに「米国では大部分の農民が州立農業学院卒、フランス農民は7%以上が短大卒以上だ。またドイツ農民は6.7%が大学卒、日本の農民も5%が大卒で、高卒は74.8%に達する」と、海外各国の例を引いて教育の重要性を訴えかけている。(サーチナ総合研究所リサーチャー 森山史也)