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東洋経済 2005.10.29
解明!誰もきづかなかった儲ける秘密48事例
http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/index.html
CMに250億円かけてもがっちり儲けるアリコ
巨額の広告宣伝費をかけても長期でみると十分にベイする
朝から晩までテレビからお茶の間に流れるアリコの入院保険のCM。ものすごい露出量である。1年間にどのくらいの広告官伝費を役人しているのか。誰もが関心を持つところである。
手掛かりはアリコのマスマーケテイング部門の責任者の言葉である。
「皆さんか思っているほど多くない。2004年11月期で250偉円程度では」と漏らす。
では、250億円(推定)の広告宣伝費をかけて、どのくらいの契約がとれたのか。アリコでは年換算保険料(ANP)で効率を見る。年換算保険料とは一時払い、月払いなどさまざまな方法で保険会社か受け取る保険料の1年分の総額であり、各年度にどのくらい契約を伸ばしたかを示す。
04年11月期のアリコのマスマーケティング部門(通販部門)のANPは約500億円(推定)。500億円の契約をとるのに、250億円の広告言伝費をかけている計算になる。
これでアリコは儲かるのか。「十分に儲かる」とある保険アナリストは語る。「500億円のANPを得られるのであれば、500億円の広告宣伝費をかけても儲かるはず」。
アリコの経験から、500億円の初年度ANPは、10年間の累計では途中で中途解約、失効かあっても約3827億円になるという。
一方で入院保険の保険金支払いは、かん保険や医療保険の純保険料率から推測すると、ANP累計の約50%程度となる。ANP累計から保険金支払い金額(推定)を引くと約1900億円の粗利益がある計算だ。これだけ粗利益があると、初年度に250億円の広告宣伝費をかけても十分に利益か残る。
入院保険はがん保険に比べて保障している範囲が広く、高齢化社会の進展に伴い、保険金支払いかANP累計の60%に上がったとしてもまだ十分に利益が出ることになる。