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貸出は減少に歯止め−銀行・信金計は横ばいながら端数プラスに(2) (ブルームバーグ)
2006年2月8日(水)09時55分
2月8日(ブルームバーグ):日本銀行が8日発表した1月の貸出・資金
吸収動向によると、貸出債権の償却や流動化など特殊要因調整前の銀行貸出平
均残高は前年同月比横ばいの384兆1912億円、銀行・信金計も同横ばいの446
兆4980億円だった。金融機構局の久田高正参事役は「端数まで見ると、銀行・
信金計は若干のプラス、銀行計は若干のマイナスになった」としている。銀行・
信金計が端数ながらプラスになったのは2001年1月の公表開始以来初めて。
久田参事役は「貸出の改善基調が続いている。1月25日に発表された主要
銀行貸出アンケート調査でも、銀行から見た資金需要は改善している。景気の
回復を背景に資金需要がじわじわ出てきている可能性がある。銀行の貸出姿勢
も若干積極化しており、景気の緩やかな改善が続く中、改善基調が続く可能性
が高いとみている」としている。
前年同月比の内訳
特殊要因調整前の貸出の内訳は、都銀等が同1.7%減の207兆4489億円と
前月(2.3%減)からマイナス幅が縮小し、1998年2月(1.4%減)以来最も小
さなマイナス幅となった。地銀・第2地銀は同2.1%増の176兆7423億円と10
カ月連続の増加。信金は同0.3%増の62兆3068億円と5カ月連続の増加とな
た。いずれも増加幅は前月から変わらなかった。外銀は同8.6%増の4兆2310
億円と、前月(4.1%増)から増加幅が拡大した。
貸出債権の償却や流動化など特殊要因を調整した銀行の貸出平均残高は前
年同月比1.3%増となり、1998年10月の公表開始以来、最大のプラス幅となっ
た。昨年12月は速報値の1.3%増から1.1%増に下方修正された。
特殊要因調整後の内訳は、都銀等が前年同月比0.4%減とマイナス幅は前月
(0.6%減)から縮小した。地銀・第2地銀は同3.3%増と、増加幅は前月から
変わらなかった。
コマーシャル・ペーパー(CP)の銀行引受分末残は前年同月比12.0%増
の17兆1426億円と、伸び率は前月(12.8%増)から小幅縮小した。
記事に関する記者への問い合わせ先:
東京 日高正裕 Masahiro Hidaka mhidaka@bloomberg.net
青柳仁美 Hitomi Aoyagi haoyagi@bloomberg.net
http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext.html?id=08bloomberg21adoS0LXgBwAI