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□堀江破産危機、個人資産1200億円超吹っ飛び [夕刊フジ]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/takahumi_horie.html?d=06fuji67256&cat=7&typ=t
堀江破産危機、個人資産1200億円超吹っ飛び (夕刊フジ)
ライブドア前社長、堀江貴文容疑者(33)の個人資産の行方が注目されている。“日本の富豪トップ40”に名を連ね、自らの資産を「モンゴルの国家予算に匹敵する」と豪語していた堀江容疑者。だが、ライブドア株は100円割れし、筆頭株主である堀江容疑者の資産も1200億円以上が吹っ飛び、訴訟ラッシュの危機も囁かれる。堀江容疑者は、「無一文になる」(渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長)のだろうか。
●モンゴル並み●
30億円のプライベートジェット機を購入して芸能人とパラオで豪遊、推定2700万円のフェラーリ360モデナを愛車にし、月の家賃220万円といわれる六本木ヒルズの超高級マンションでリッチな生活を送っていた堀江容疑者。
平成16年分の高額納税者番付では、堀江容疑者の納税額は1391万円。推定年収は約4432万円だったとみられる。昨年12月のライブドアの株主総会では、「会社から受け取る報酬は月に1000万円」と明かしている。
米経済誌フォーブスの2005年9月号が発表した『日本の大富豪トップ40』では、堀江容疑者は純資産額710億円で40位にランクインした。同誌は《資産の大半は自ら操業したライブドアの株式》と報じている。
さらに、昨年出版された堀江容疑者の著書『儲け方入門 100億稼ぐ思考法』では、《いま僕は個人資産だけでも、モンゴルの国家予算に匹敵するくらいあります》《僕の資産が五百億円だと言うと、それだけあったら働かないでも、一生遊んで暮らせるんじゃないかといわれたりしますが》と語っている。
外務省のホームページによると、モンゴルの2003年の国家予算は歳出ベースで6165億トゥグルグ(約5.4億米ドル)。直近の為替レートで、日本円に換算すると約637億円となる。
堀江容疑者はすでにこのうち一部の利益を確定済みだ。昨年6月、宇宙旅行ビジネスなどの名目で、同社株6.89%(4000万株)を売却、143億円の現金を手にしている。
昨年9月末時点の保有比率は17.25%、1億8097万株(筆頭株主)。同社株は昨年12月末に794円まで上がり、時価評価にして1436億円までふくらんだ。
だが、地検の強制捜査以後株価は暴落し、3日終値時点で96円となった。保有株の時価評価は約174億円と、ピーク時から1200億円以上が消滅したことになる。
ライブドア株は今後、上場廃止となる可能性も高いが、即紙くずというわけではないようだ。外資ファンドの買収観測も浮上しており、「2000億円前後」との見込みも出ているためだ。
仮に2000億円でライブドア株を全株取得する場合、1株あたりの価格は約190円。堀江容疑者の保有株の評価額は約340億円を超える。仮に1株100円で180億円、1株50円でも90億円。目減りはしたものの、大金が手元に残る計算ではある。
●訴訟の行方●
堀江容疑者が今後、訴訟の対象になる可能性もある。ひとつは、取締役が会社に損害を与えたとして株主が訴えを起こす株主代表訴訟だ。
過去には、旧大和銀行ニューヨーク支店の損失事件を巡り、幹部ら11人に総額約830億円の損害賠償を命じた判決(高裁で2億5000万円で和解)や、ダスキンの食品衛生法違反事件で元幹部2人に計106億円の損害賠償を命じた判決(控訴中)もある。
しかし、企業法務に詳しい弁護士の浅見隆行氏は、「ライブドアの場合、株価は下がっているが、現時点で堀江容疑者らが会社にどれだけ損害を与えたか算定するのは簡単ではない」と指摘。また、「裁判に勝っても賠償は会社に支払われるもので、個人投資家が損失を取り戻せるわけではない」と話す。
個人投資家がライブドア株の下落で抱えた損失を取り戻すためには、損害賠償請求訴訟を起こす必要がある。浅見氏は、「株主に損害が発生すると堀江容疑者が認識していたことの立証が必要で、有罪が確定すれば可能」とみる。ただ、ここでも「株価は市場で上下するものなので、事件の影響でいくら損失が出たのか裁判所も判断しにくいのでは」という。
ライブドアの場合、長期保有の機関投資家より、短期保有の小口の個人投資家が多いこともあり、巨額賠償を通じて堀江容疑者の資産が根こそぎ奪われる可能性は必ずしも高くないようだ。
ただ、ライブドアの資金の一部がスイスの銀行など海外の口座にプールされた疑惑が浮上している。架空の企業や海外ファンドなどの名義だというが、実際にはライブドアや堀江容疑者個人のものとみられている。今後、当局による全容解明が進むかどうかもポイントとなりそうだ。
「無一文になるね、ホリエモン君は」という渡辺会長の言葉どおりになるのだろうか。
[ 2006年2月6日18時0分 ]