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Sunday, January 29, 2006
国を売ったヤマハ発動機
>坂 眞さん、これは脇の甘さでも平和ボケでもなく、中国の産業スパイによる工作
なんじゃないでしょうか?防衛庁が軍事目的でこのヘリを購入してサマワで使用して
ます。つまりヤマハ発動機は確信犯であって、公安による全面的な査察が必要だと思います。
以上は、私の24日のエントリー「脇の甘い日本企業」に対する読者の方のコメントで
ある。
これに対する私の感想は、「まさか・・・」というものだった。
が、これは私の認識が甘すぎた。28日のニュースによると、読者の方の「読み」が当たっているのだ。
私は讀賣新聞を購読している。このヤマハ発動機による無人ヘリコプター不正輸出
事件は、24日の第一報では社会面の片隅に小さく掲載されただけだった。
ところが、昨日の朝刊では、一面のトップ記事として大々的に報道されている。それだけ重大な事件であると認識され始めたということだ。
以下は産経新聞からの引用である。報道事実はほぼ同じだが、讀賣より産経の方が、より本質を突いている。
↓
ヤマハ発動機(静岡県磐田市)が無人ヘリコプターを不正輸出しようとした外為法違反事件で、同社が中国人民解放軍直属とされる兵器メーカー「保利科技有限公司」(ポリテク社)に高性能無人ヘリ1機を輸出していたことが28日、わかった。ヤマハ発動機が中国側から毎年三千万−五千万円の工作資金を受け取っていたことも判明、同社が
事実上、中国の対日工作に協力していた構図が浮き彫りになった。静岡、福岡両県警合同捜査本部は関係者の立件に向け詰めの捜査を急ぐ。
調べなどによると、ポリテク社に送られたのは平成15年11月で、高性能の「自律航行型RMAX」という機種。衛星利用測位システム(GPS)を搭載し、可視外でも、あらかじめ入力した飛行プログラムに基づいた自動飛行ができる能力を備えている。経済産業省令では自律航行が可能な無人航空機の輸出には許可が必要だったが、同社は許可を得ていなかった。
(中略)
また、ヤマハ発動機が13年以降、中国側からヘリの代金とは別に「役務代」として毎年三千万−五千万円の工作資金を受け取っていたことも押収資料から分かった。
「役務代」は事実上、工作資金を意味しており、捜査本部はヤマハ発動機が違法性や軍事転用の恐れを認識しながら工作活動に
乗った疑いが強いとみている。
無人ヘリ 中国軍系企業に1機 ヤマハ発
(2006年1月28日 産経新聞)
http://www.sankei.co.jp/news/evening/29iti003.htm
報道どおりだとすれば、「まさか」が「事実だった」ということだ。まさに意図的犯罪!
中共の手先になって、我が国が誇るハイテク機器を売り渡す。しかも、見返りに毎年
3千〜5千万円の工作資金を受け取る。
信じられない!
「RMAX」は、イラクのサマワで陸上自衛隊が、宿営地への迫撃砲やロケット砲対策として今年から4機を導入、赤外線監視装置やカメラなどの装備を付けて、警戒監視用に
実際に使っている。
つまりハイテク軍事兵器なのである。
信じられない!信じられない!信じられない!refrain
中国軍は、台湾有事を念頭に「敵地情報収集用」UAV(無人機)の開発、配備に躍起になっているという。
中国軍が現在保有しているUAVは固定翼タイプが主流。が、高性能無人ヘリは、固定翼型のUAVと比較すると、空中に停止して撮影する「ホバリング撮影」が可能で、より
詳細な映像情報を取得できる。
そこで中国軍は、2001年から北京の航空専門会社「BVE社」を通じてヤマハの「RMAX L181」を輸入。輸入した「RMAX」を解体して自律航行の技術などを盗み、中国製無人ヘリを開発したとされる。
参照:ヘリ不正輸出 無人機配備に中国躍起 (産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060128-00000034-san-soci
まさにヤマハ発動機は売国行為を働いた、ということだ。
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以上、http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2006/01/post_7ac3.html
より
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脇の甘い日本企業
ライブドアのホリエモン逮捕の衝撃に影が薄くなりそうだが、中国絡みで重大な事件が発生している。どちらをエントリーとして選ぶのか迷ったが、今日は、このブログの性格上、中国絡みの事件を優先した。
日本人及び日本企業の中国に対する脇の甘さがまた露呈した。
日本の大手輸送機器メーカー・ヤマハ発動機が、無人ヘリコプターを中国に不正に輸出していた疑いがあることが22日分かった。
このため経済産業省はヤマハ発動機を23日に刑事告発。これを受けて、静岡と福岡の両県警及び名古屋税関の合同捜査本部は、外国為替管理法違反の疑いで23日午前
8時30分、静岡県磐田市のヤマハ発動機本社など20カ所の一斉捜索に280人態勢で
乗り出した。
不正輸出された疑いが持たれているのは、ヤマハ発動機が農薬散布用などに販売している無人ヘリコプターである。このヘリコプターは、化学兵器の散布や偵察などの
軍事目的に使われる恐れがあるとして、許可なく輸出することが禁止されている。
ヤマハ発動機は、このヘリコプターを去年までの間に数十回にわたって、香港や中国の企業などに不正に輸出した疑いが持たれていて、その一部は中国人民解放軍に渡っている可能性も出てきてた。
合同捜査本部は、輸入元となっている中国企業「BVEチャイナエアテクノロジー」と中国人民解放軍との関連を慎重に捜査している。
ヤマハ発動機は無人ヘリコプターのトップメーカーで、世界シェアは76%。我が国の
自衛隊や米空軍、NASA(航空宇宙局)にも納入されている。
特にRMAX Type II Gという最新鋭機種は、YACS(姿勢制御装置)やGPS(全地球測位システム)、赤外線カメラなどを装備しており、あらかじめプログラムしておけば、夜間でも飛行計画に基づき自動操縦ができる。
まさに日本が世界に誇るハイテク機器なのである。
この事件は去年の夏に、福岡県内で発生した中国人の不法就労事件絡みで発覚した。この事件で逮捕された東京都内の在日中国人2人が経営する会社を福岡県警が
家宅捜索したところ、ヤマハ発動機と中国の会社との仲介を示す資料などが見つかったのである。
警察当局は、これまで経済産業省と連絡をとりながら内偵捜査を進めていた。
これに対しヤマハ発動機は記者会見を開き、今回、容疑が持たれている無人ヘリコプターについて、「国への届出の必要はなく、軍事用に転用できないような対策をとっている」と話し、「問題はない」と繰り返している。
確かに今回、不正輸出が発覚したRMAX L181という機種はグレードが下で、自動操縦ができないという。が、メカにシステムを追加すれば、RMAX Type II Gに変身するかもしれない。
いずれにしても、中国人の不法就労に関与していた中国人ブローカー(犯罪者)を介して中国に無人ヘリコプターを不正輸出していたことが事実であれば、ヤマハ発動機の
道義的、刑事的責任は逃れえない。
「BVEチャイナエアテクノロジー」社のホームページでは、「(RMAXは)民間用と軍事
領域で広範囲に運用できます。解放軍と協力し、中国国内初の無人ヘリ訓練基地を造り、遠隔操作の総合技術を向上させ、広範囲に応用できるよう努力しています」と紹介されているという。
中国が軍事目的に転用するために輸入したのは明らかである。
どうして日本人及び日本企業は、こうも脇が甘いのであろうか???
「中国人を見れば悪党と思え!」とまでは言わないが、必要以上に注意するのが当たり前であろう。
カネと中国市場の巨大さに目が眩(くら)み、盲目になっている日本企業に警鐘を鳴らしたい!
参照1:ヤマハ発動機を告発へ、ヘリ不正輸出(22日23:53 TBS News i)
参照2:ヤマハ発動機を一斉捜索、ヘリ不正輸出(23日11:19 TBS News i)
参照3:中国企業が人民解放軍とつながりも(23日11:33 TBS News i)
参照4:ヤマハ発動機が会見「問題はない」(23日11:33 TBS News i)
参照5:ヤマハ発動機強制捜査、ヘリ不正輸出(23日17:15 TBS News i)
参照6:ヤマハ自律航行型・産業用無人ヘリコプター「RMAX G1」新開発
【追記】
中国国営の新華社通信が2002年5月、ヤマハ発動機が中国に輸出した無人ヘリコプターを基に、中国の北京BVE創基科技有限公司などが独自の国産無人ヘリを開発したと報じ、同ヘリについて「軍事面で重要な価値がある」と評価していたことが23日、分かった。
02年5月23日の新華社電(電子版)によると、中国が国産無人ヘリの開発に当たって
参考にしたのはヤマハ発動機の無人ヘリ「RMAX」。ヤマハ発動機が01年以降、中国
向けに輸出した「RMAX L181」を指しているとみられる。
(後略)
「軍事面で重要な価値」 無人ヘリで中国新華社 (2006/01/23 共同)
やっぱり、もうやられていた! ヤマハの罪は大きい!
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以上、http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2006/01/post_ffcd.html
より