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(回答先: 特別会計整理合理化計画骨子 【自由民主党 行政改革推進本部】pdf 投稿者 hou 日時 2006 年 2 月 05 日 16:40:56)
http://www.komei.or.jp/youth/blog/taniguchi/051219taniguchi.html
特別会計改革に事業仕分け作戦
「母屋でおかゆをすすっているときに、離れですき焼きを食べている」――2003年2月、塩川財務相(当時)が一般会計を母屋に、特別会計を離れにたとえて、特別会計を批判した言葉です。
この発言をきっかけに財務省が特別会計見直しの検討を始め、現在、国会で改革に向けた作業が急ピッチで進められています。財政赤字が膨大になるなか、メディアの関心も高くなっており、12月18日放送の「サンデープロジェクト」(テレビ朝日)でも、おかゆとすき焼きの実物をスタジオに持ち込み、この問題を取り上げていました。
特別会計とは、基本的経費をまかなう一般会計とは別に、特定の目的で事業を行うために設けられた区分会計です。身近なものに例えると、使い道を限定した「お財布」と言えるかもしれません。
問題は、この「お財布」が31個もあり、その規模が肥大化するとともに、省庁の既得権益のようになっていることです。
さらに会計の中身が分かりづらいという点もあります。詳しい内容を理解するために、勉強会に参加をしたり、資料を読んだりしましたが、「漁船再保険及漁業共済保険特別会計」など、それぞれの名称自体が漢語のように長いものも多く、資金の流れも非常に複雑です。
一方、予算の規模をみると、一般会計が約82兆円なのに対し、特別会計は約412兆円、特別会計の間での資金のやり取りを除いても、ネットで約205兆円と、一般会計の2.5倍にも上ります。さらに、一般会計の歳出のうち6割近くにあたる約48兆円が特別会計に支出されています。
冒頭の塩川・元財務相の発言は、一般会計(母屋)では、必死で赤字を減らそうとして努力しているのに、チェックの入りにくい特別会計(離れ)では浪費をしていることをたとえたものです。
実際、雇用保険特別会計の資金を使った保養施設が相次いで閉鎖に追い込まれ、安値で売却されるなど、本来の設置目的から外れた資金運用などの問題が出てきています。
政府は、特別会計や公務員の総人件費などの改革について、「行政改革の重要方針」をとりまとめ、12月24日に閣議決定する方向で作業を進めています。
特別会計については、会計の数を減らすことも重要ですが、透明性を高めるとともに、事業内容をチェックし、必要なものと必要でないものをきっちりと分けることが大事です。公明党では、この「事業仕分け作戦」の手法を特別会計の改革にも取り入れるよう強く求めています。政府は、この「重要方針」を基に来年の通常国会で行政改革推進法案を提出する方針です。
財政赤字は膨大な額にのぼり、歳出の削減は喫緊の課題です。税金のムダづかいをなくし、効率的な政府をつくるために、私も全力を尽くしていこうと決意をしています。