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「為替」 米雇用統計を受けた追加利上げ観測でドル・円119.40円まで上昇/ニューヨーク外国為替市場概況
「米雇用統計を受けた追加利上げ観測でドル・円119.40円まで上昇」ニューヨーク
概況 2006年2月4日(土曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:55JST 「米雇用統計を受けた追加利上げ観測でドル・円119.40円まで上昇」
【ロンドン市場概況】
3日のロンドン外為市場では、米1月の雇用統計の発表待ちで、取引手控えムード
が強く、全体的に小動きの状態が続いたが、雇用統計に対する期待からかややドル
買い気味に推移した。ユーロ・ドルは1.2084ドルから1.2058ドルまで下落、ポン
ド・ドルも1.7783ドルから1.7752ドルまで下落、ドル・スイスは1.2864フランから
1.2893フランまで上昇、ドル・円は118円39銭から118円69銭まで上昇した。ユー
ロ・円は143円02銭から143円19銭で取引された。
【経済指標】
ユーロ圏・1月の消費者物価指数速報:前年比+2.4%(予想前年比+2.4%、12月
+2.2%)
ユーロ圏・12月の小売売上高:前月比+0.1%(予想+0.3%、11月0.0%←-0.1%)
ユーロ圏・1月のサービス業PMI:57.0(予想57.0、12月56.8)
独・1月のサービス業PMI:58.1(予想56.5、12月56.0)
仏・1月のサービス業PMI:57.1(12月58.7)
英・1月のサービス業PMI:57.0(予想57.5、12月57.9)
【要人発言】
特に無し
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:118円54銭、ユーロ・ドル:1.2063ドル、ユーロ・円:143円05銭、ポン
ド・ドル:1.7766ドル、ドル・スイス:1.2882フラン
【ニューヨーク市場概況】
3日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は雇用統計発表直後に一旦118円37銭へ
下落したが、非農業部門雇用者数の前月分が上方修正されたことや、失業率が同時
多発テロ発生前水準に改善したことから債券が売られ、債券利回りの上昇に伴い119
円40銭まで反発した。冴えないミシガン大消費者信頼感指数やISM非製造業景気指数
の発表を受けてマクロファンド筋、リアルマネー筋の売りが強まり118円95銭前後ま
で軟化して引けた。
ユーロ・ドルは米雇用統計発表直後に1.2100ドルに上昇したが、ドル買いの流れを
受けて1.1968ドルまで反落した。中東筋の下値での買いに支えられ1.2020ドル前後
に戻して引けた。ユーロ・円はユーロ・ドルの動向に連れて143円28銭に上昇した後
142円73銭まで下落し、143円前後で引けた。ポンド・ドルは来週の英中銀金融政策
委員会での利下げ観測が広がり1.7795ドルから1.7594ドルまで下落した。ドル・ス
イスは1.2852フランから1.2997ドルまで上昇した。
【原油市場】
原油相場は反発。国際原子力機関(IAEA)の緊急理事会でイラン核問題を国連安保
理に付託する協議が先送りされたとのニュースを受けて取引手控えムードが強まっ
たが、昨日までの急調整での割安感から買い気味に推移した。原油在庫が堅調に積
み上がっているうえ、昨日、米国がイランに対する経済制裁を直ちに国連安保理に
要請しない考えを示したことから需給懸念が後退しており、先高観が弱まっている
とみる向きが増えているようだ。
NYMEX原油先物価格(3月限)は強含み、65.37ドル(前日比1.0%高)前後で取引
を終えた。なお、今週の原油価格の騰落率は3.5%となった。
【通貨オプション】
ドル・円スポット相場は、朝方発表された米雇用統計を好感してドル買いが先行、
119円40銭まで上昇、昨年12月以来の円安となった。オプション市場では心理的上値
抵抗水準である120円を前に様子見気配が強く、変動率は1ヶ月物が9.000%で昨日と
同水準、3ヶ月物は8.675%から8.650%へ低下、6ヶ月物は8.575%で昨日と同水準で
の取引となっている。
リスクリバーサルでは調整色が強く、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+0.250%から+0.300%へ拡大しているが、3ヶ月物は+0.600%から+0.55%へ縮小、6
ヶ月物は+0.725%で昨日と同水準で取引されている。
【株式市場】
NY株式相場は下落。オンライン小売のアマゾン(AMZN)の決算が予想を下回ったほ
か、主要企業に冴えない決算が相次いだことで終日軟調な展開となった。セクター
別では、電気通信サービスやメディアが上昇する一方で、不動産や半導体・半導体
製造装置が軟調。アマゾン(AMZN)は費用の増加により決算が予想を下回り10.3%
下落。このほか、ゲームのエレクトロニック・アーツ(ERTS)、コンピュータメー
カーのゲートウェイ(GTW)や家電のメイタグ(MYG)も冴えない決算を発表して売
られた。一方で、CSFBが投資判断を引き上げたフリースケール(FSL)が上昇。また
BEAシステムズ(BEAS)は売上がアナリスト予想よりも堅調に推移していることを明
らかにして買われた。ダウ構成銘柄では、鎮痛剤「バイオックス」のリコール問題
に関する訴訟が二ヶ月間の延期となったことでメルク(MRK)が堅調。結局ダウは、
58.36ドル安の10793.62、ナスダックは18.99ポイント安の2262.58で取引を終了し
た。朝方発表された雇用統計では非農業部門雇用者数変化が予想を下回る一方、前
月の改定値や失業率の低下が好感されており、売り材料とはなっていない。
【経済指標】
米・1月雇用統計
失業率:4.7%(予想4.9%、12月4.9%)
非農業部門雇用者数:前月比+19.3万人(予想+24万人、12月+14万人←+10.8万人)
米・1月のミシガン大学消費者信頼感指数確報値:91.2(予想93.0、速報93.4)
米・12月の製造業受注:前月比+1.1%(予想+1.0%、11月+3.3%←+2.5%)
米・1月のISM非製造業景気指数:56.8(予想59.5、12月61.0)
【要人発言】
スノー米財務長官
「米雇用市場はかなり堅調」
「米国経済は驚くほど弾力性がある」
「賃金上昇はインフレ招かず」
「昨年第4四半期はハリケーンの悪影響が出たが本年第1四半期と第2四半期はGDP成
長率は上昇する」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 118.54 119.40 118.37 118.95
ユーロ・ドル 1.2075 1.2100 1.1968 1.2024
ユーロ・円 143.14 143.28 142.73 143.00
ドル・スイス 1.2879 1.2997 1.2852 1.2948
ポンド・ドル 1.7773 1.7795 1.7594 1.7630
株式市場:
NYダウ 10849.57 10863.58 10779.06 10793.62
ナスダック 2268.46 2274.62 2255.99 2262.58
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.695 4.625
米国債10年物 4.561 4.525
先物市場:
NY金先物 575.8 578.0 569.0 571.6
NY原油先物 64.80 65.40 63.95 65.37
シカゴ日経平均先物 16690 16810 16610 16715
(フィスコ) - 2月4日8時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060204-00000001-fis-brf