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□松坂屋 新銀座ルール適用に困惑|ゲンダイ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1878304/detail
松坂屋 新銀座ルール適用に困惑
ど〜してこうなるの!
松坂屋が以前から温めてきた東京・銀座店を含む銀座6丁目の「2街区一体開発計画」。ところが、19日、東京都中央区が松坂屋の高層計画を認めない方針を固めたと報じられたから大変。ヘタをすれば計画はパー。松坂屋に衝撃が走っている。
「これまで“宝の持ち腐れ”と揶揄(やゆ)されてきた銀座店の名誉挽回と意気込んでいるところに今回の件ですからね。出はなをくじかれた感じです」「地元商店主らを交えた銀座街づくり会議に当社の計画案を提出し、これからご意見を伺う段階。土俵に上がったばかりなのに」(いずれも松坂屋関係者)。中央区の真意を測りかねて戸惑いを隠しきれない様子。
松坂屋はこうした報道に「中央区の銀座ルール見直し案は正式発表されていませんので、コメントは差し控えさせていただきます」(広報担当)と回答。ただ、この開発計画については行政および地元から賛同を得ていること、中央区からは今後、協議を継続した上で決定すると説明を受けていることなどを明らかにした。
中央区が検討しているのは、銀座地区の景観を守る目的で1998年に制定した「銀座ルール」(高さ13〜56メートルの規制など)の強化。例外規定を廃止し、56メートル以上の建物を一切認めない「禁止区域」をつくることだ。松坂屋は禁止区域にあり、高さ66〜190メートルの高層ビルへ建て替える計画は実現不可能となる。
実は、新銀座ルール・ショックはもうひとつの問題をはらんでいる。村上ファンドの存在である。14日、松坂屋株を7.52%まで買い進んでいることが明らかになっている。証券大手幹部がこう懸念する。
「銀座店の開発計画が暗礁に乗り上げれば、買い集めた松坂屋の株をどうするか。市場が新銀座ルール・ショックを嫌気して売りに出れば、村上ファンドがさらに買い増して発言力を強めることも考えられます。銀座ルールの改定を事前にキャッチできず、例外規定に頼った経営陣の甘さを突いてくれば松坂屋にとって由々しき事態です」
5月の株主総会を経て新社長に就く茶村俊一代表取締役専務は銀座の再開発事業を指揮した中心人物。のっけから頭の痛い問題に直面しそうだ。
【2006年4月20日掲載】
2006年04月23日10時00分