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□トヨタ「取締役留任」奥田氏の重大任務|ゲンダイ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1878303/detail
トヨタ「取締役留任」奥田氏の重大任務
トヨタ自動車の奥田碩会長が6月下旬に会長職を退任した後も取締役に残ることが決まった。奥田氏は5月に日本経団連会長を退任するのに合わせてトヨタの役職からも退く意向を示していたが、「奥田氏の指導力に期待する社内の声に配慮した」という。
トヨタでは副社長以上が退任すると相談役に就任するのが通例ではあるが、奥田氏の場合は単なる相談役ではなく、「取締役」として経営の最前線で影響力を発揮することになる。
「奥田さんは政財界だけでなく海外にも幅広い人脈がある。対外的な面で張会長―渡辺社長体制を支えるのが奥田さんの役割といわれるが、それは表向きの理由でしょう」(自動車業界に詳しいジャーナリスト)
では、奥田氏の取締役としての役割は何か?
「ズバリ人事以外にない」とこのジャーナリストは続ける。
「渡辺社長の次を豊田章男副社長につなぐためのお目付け役でしょう。すでに81歳の豊田章一郎名誉会長は、自分の目の黒いうちに息子の章男氏を社長にしたいという希望を持っている。名誉会長の意向を奥田さんが忖度(そんたく)したということだろう」
以前は章男氏のことを「苦労が足りない」とこぼしていた奥田氏も、去年の社長交代会見では、「豊田家はトヨタの求心力、旗だ」と、大政奉還へ前向きと取れる発言をした。
さらに、ここへ来てトヨタ社内で奥田氏が強い人事権を必要とする事態も起きている。
「渡辺社長の次は章男氏ではなく、木下光男副社長で、という話が浮上している。章男氏はまだ49歳と若い。木下さんの後でもいいんじゃないか、という空気がある」(自動車担当の記者)
副社長として章男氏は本流の調達部門を担当し、着々と帝王学を学んでいる様子。
「未来の章男社長を支えるシッカリした番頭をつくるため、周辺の人事にも奥田氏が目を配ることになる」(前出の記者)
章男社長体制へつなぐ社内整備をするのが“奥田取締役”の今後の重大任務ということのようだ。
【2006年4月20日掲載】
2006年04月23日10時00分