★阿修羅♪ > 国家破産45 > 1008.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=14&DO_N_ID=10207
上場会社の昨年決算・純益実質32%増・ペトロが全体の24%
サンパウロ証券取引所で取引されている資本公開会社273社の昨年決算で、純益総額が前年を実質32%上回る986億レアルとなった。うちペトロブラスが一社で24・1%を占め、銀行が20・8%、鉱業会社が12・5%だった。
エコノマティカ社の調べによれば、唯一赤字決算は農牧部門で、04年の利益40億レアルが昨年は90億レアルの赤字となった。農業の生産コスト高と産品価格が前年比で下がったためという説明である。特に大豆価格の低下が響いた。
利益トップは石油並びにガス業界で、ペトロブラスは237億レアルの利益を上げ、前年比32・8%増。内外の石油価格の上昇と消費量の増大による。 次いでは金融業界で25の銀行の利益総額は205億1千万レアルで前年比35%増。融資の増加と金利の上昇、手数料の増加、財務成績の上昇によるが政府債券の購入がリスクゼロで利益に貢献したという。
鉱業界は3位で前年を71%も上回る122億9千万レアルの利益。リオ・ドーセ社だけで104億4千万レアルを上げたが、年初に鉄鉱石を国際市場で71・5%値上げしたことがつながった。
以上で見ると全くバラ色の昨年だったが、金融、ペトロブラス、リオ・ドーセを除くと営業収益はそれほど良くはなく、純益は16%増だが営業利益は894億レアルから861億レアルへと3・69%下がった。ドル安と金融経費が下がったため純益が増えたという状況である。また、輸出企業は為替の関係でマージンが一層下がっているという。
4位の業界は製鉄・金属、5位電力、6位電気通信、7位その他で、8位が食品・飲料、9位が化学、10位は紙・セルローズだった。