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インフレターゲットの内容や効果などしっかり議論を=細川財務次官
2006年 01月 30日 月曜日 18:17 JST
[東京 30日 ロイター] 細川財務次官は30日の定例会見で、欧州訪問中の中川自民政調会長が2%程度のインフレ目標導入も選択肢のひとつだと発言したとの一部報道を受けて、インフレターゲットの内容や導入した場合の効果などさまざまな論点があり、しっかり議論されるべきとの認識を示した。
細川次官は「インフレターゲットは具体的内容や導入した場合の効果など検討すべきさまざまな論点があるため、しっかり議論されるべきである」と述べた。
共同通信などによれば、自民党の中川政調会長は27日、イングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁との会談後に記者団に対し、デフレ脱却に向けて2%程度の物価上昇率のインフレ目標を導入していくのも一つの選択肢ではないか、と発言した。
財務省が日銀と共に考えるものか、あるいは日銀が考えるものかとの質問には「金融政策は日銀の所管であり日銀が一生懸命考えることが大事だ」と原則論を語った。
財務省の立場としては「われわれも日銀法にあるように整合性を持って議論を進めていくことになっている。われわれの立場からも申さなければならないことは申していきたい」と述べた。
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で中川政調会長が、名目経済成長率の目標を4─5%とする方針を表明したことに関連し、細川財務次官は成長率について「歳出・歳入一体改革の中で議論が深まることが、われわれの立場からいくと大事であると思っている」と語った。
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