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(回答先: 高金利の規制求める 「おだずな高金利! 政府はサラ金を規制しろ」 【しんぶん赤旗】 投稿者 hou 日時 2006 年 1 月 29 日 17:11:50)
http://www.nikkei.co.jp/ks/desk3/20031210b16ca000_10.html
銀行は「融資後」こそ大事(12/10)
北沢千秋デスク
きょうの1面では、リコーグループがパソコンで複数銀行と資金決済などができるキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を開発・導入したというニュースを紹介しています。リコーにとって第2世代のCMSで、最初は1998年に導入したそうです。驚くのは、98年以降にCMSによる資金効率の向上で400億円もの有利子負債を削減したという実績です。CMSまで自社開発してしまう大手企業だけを相手にしていては、銀行が融資で利ザヤを稼ぐのは至難の業に違いないと感心した次第です。
1面のトップ記事は大手銀行が財務制限条項などの特約付き融資を増やしているというニュースです。融資先の企業が財務制限条項に抵触すると、貸し出し金利を引き上げたり、場合によっては融資を打ち切って回収するというもので、リスクに見合った利ザヤを確保するための工夫です。
大手銀行が融資で利益を上げようとすれば、大企業より利ザヤの厚い中小企業向け融資を拡大しなければなりませんが、リスクの大きい中小企業向けではそれなりに知恵や工夫を凝らさなければならないということです。もはや不動産さえ担保に取っていれば貸しっ放しで済む時代ではありません。銀行はお金を貸した後のメンテナンスこそ大事なのでしょう。
きょうの金融新聞1面は、大企業の企業ファイナンスや銀行の融資戦略など、金融の今を考えるうえでなかなか興味のある紙面ではないかと思います。