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◇米国株、大幅続伸しダウ平均97ドル高――GDP減速も好決算を評価
【NQNニューヨーク=横内理恵】27日の米株式相場は大幅続伸。ダウ工業株30種平均は前日比97ドル74セント高の1万907ドル21セント、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同21.23ポイント高の2304.23と、ともに二週間ぶりの高値で終えた。堅調な企業決算が続いていることが好感された。昨年10―12月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は減速したが、米利上げ長期化観測の後退から、むしろ相場の支援要因になった。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は午後4時までの通常取引(速報)で約19億4300万株。ナスダック市場(同)は約23億6000万株。
前日夕のマイクロソフトやブロードコム、この日朝方発表のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などの決算や収益見通しが市場予想を上回り、好材料が出た銘柄を中心に買いが先行した。
寄り付き前に商務省が発表したGDP速報値は前期比年率1.1%増と7―9月期から減速。市場予想(2.6%増)も下回ったため朝方は買い手控え要因になった。しかしGDP減速は自動車販売の反動減など一時的要因が大きく、1―3月期には再加速するとの見方が次第に増加。仮に指標の悪化が続いた場合でも利上げの早期停止につながるため、株価の支援要因になるとの解釈が広がった。
相場は午前中ごろから一段高。午前10時に商務省が発表した昨年12月の新築住宅販売件数が市場予想に反して増加したことをきっかけに買いが膨らんだ。ダウ平均は一時120ドル超上昇した。ただ、原油先物相場の上昇などを嫌気し、午後はやや伸び悩んだ。
マイクロソフトは5%上昇。上昇率はダウ構成銘柄で最大だった。P&Gも約1.5%上げた。米食品医薬品局(FDA)が近く新薬を承認するとの観測が出たファイザーも大幅高。鉄鋼世界最大手ミタル・スチールが同業二位のアルセロールに買収を提案。ミタルが6%上昇したほか、業界再編期待からUSスチールなど鉄鋼株は軒並み高となった。
一方、証券会社が投資判断を引き下げたウォルマート・ストアーズが下落。決算が市場予想を下回ったガイダントも安い。決算で一株利益が市場予想を下回ったシェブロンはほぼ横ばい。