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(回答先: 【ゲーム・ヒューマノイド経済への誘惑】 オンライントレードを行う方へ −インターネットの賢い利用法− 【東京証券取引所】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 1 月 28 日 00:49:38)
好調決算、衝撃を吸収 東証大幅上昇
ライブドアの終値を示す証券会社の電光ニュース=27日午後4時58分、東京都中央区で
日経平均株価の推移
27日の東京株式市場では株価が大幅に上昇し、「ライブドアショック」以前の水準に戻った。上場企業の好調な決算が続いていることもあって、事件の衝撃を短期で吸収した格好だ。ただ、投資家の不安が完全にぬぐいさられるまでには、まだ時間がかかりそうだ。
米国で01年に発覚した「エンロンショック」はその後、株式市場に長く大きな影響を残した。01年前半に1万1千ドル前後だったダウ工業株平均は、同年末のエンロンの破産法申請をはさみ、02年10月には7100ドル台に落ち込んだ。1万ドル台回復は03年12月だった。
ところが今回は、わずか11日後に克服した。
市場関係者の多くが指摘するのは企業規模の違いだ。エンロンの売上高は00年には1千億ドルを超えて全米7位。エネルギー開発を手がけ、破綻(はたん)が実体経済に与える影響も大きかった。
これに対し、ライブドアは売上高が700億円あまり。大和証券SMBCの末沢豪謙チーフストラテジストは「規模もさることながら、IT企業はある意味で『虚業』といえ、実業への影響は小さい」と話す。
さらにエンロンはブッシュ政権への巨額の寄付金が判明し、「選挙で与党の幹事長が応援したのとはわけが違う」(大手証券)ほどの衝撃が政財界に走った。
菊地正俊メリルリンチ日本証券チーフ株式ストラテジストは「強制捜査から逮捕まで早かったことが奏功した」と話す。
最も大きな違いは相場の局面だ。エンロン事件はITバブルの崩壊途中だったが、ライブドア事件は上昇相場だった。
発表が始まった企業の第3四半期決算では上方修正が相次いでいる。野村証券のまとめによると、この1週間で上場17社が05年度決算の経常利益を上方修正したのに対し、下方修正は9社。同証券は「主要企業の今期の平均業績は当初見込んでいた15%増益から、20%程度になる」とみている。
27日の株価上昇率の上位には、ソニーなど電機のほか、デフレ脱却への期待感から、銀行、保険、証券、不動産などの内需関連株が並んだ。
ただ、証券取引法違反が他社でも発覚した場合は、再び下落局面に向かう可能性がある。米国では、エンロンに続いてワールドコムでも粉飾決算が発覚し、市場の不信感に拍車をかけた。
新興市場に上場する企業には、株式交換や株式分割などを駆使して成長してきた例も多い。日経ジャスダック平均株価が2777円82銭、ライブドアが上場する東証マザーズ指数は2149・42と、いずれもライブドア事件前の水準に達していない。
http://www.asahi.com/paper/business.html