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「為替」 好調な米耐久財受注&米債券利回り上昇でドル続伸116.53円まで/ニューヨーク外国為替市場概況
「好調な米耐久財受注&米債券利回り上昇でドル続伸116.53円まで」ニューヨーク
概況 2006年1月27日(金曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子 片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:27JST 「好調な米耐久財受注&米債券利回り上昇でドル続伸116.53円まで」
【ロンドン市場概況】
26日のロンドン外為市場では、ファンド筋からのポンド・円やNZドル・円の買い
が目立ち、全般的に円売り優勢の展開になった。ポンド・円は206円40銭レベルから
207円00銭まで上昇、NZドル・円は79円51銭から79円79銭まで上昇、ユーロ・円も
141円60銭から141円95銭まで上昇した。ドル・円はクロス円の買いに115円55銭から
115円95銭まで連れ高となり、その後全般的なドル買いで115円97銭まで上昇が進ん
だが、116円オプション防戦のドル売りに上げ渋った。ポンド・ドルは1.7884ドルか
ら1.7825ドルまで下落、ユーロ・ドルは1.2266ドルから1.2232ドルまで下落し、ド
ル・スイスは1.2628フランから1.2667フランまで上昇した。
【経済指標】
特になし
【要人発言】
中国政府
「核問題を巡る対イラン制裁発動に反対」
周小川・中国人民銀行総裁
「中国政府は外貨準備をさらに増やす意図はないと表明している」
「中国企業の経営には多くの改善余地がある」
細川財務次官
「中期的な財政試算、何もしなければ厳しい財政状況続く姿示す」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:115円84銭、ユーロ・ドル:1.2249ドル、ユーロ・円:141円88銭、ポン
ド・ドル:1.7862ドル、ドル・スイス:1.2659フラン
【ニューヨーク市場概況】
26日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は好調な米12月の耐久財受注や米債券
利回りの上昇を受けて115円75銭から一旦116円20銭前後まで上昇した。揉み合い
後、機関投資家の積極的な円売りがショートカバーを呼び116円53銭まで一段高とな
り、116円40銭前後で引けた。
ユーロ・ドルは東欧中銀筋やモデル筋の売りに押されて1.2263ドルから1.2200ドル
まで下落したが、1.2200ドル手前の買い意欲が強かったことから安値圏での小動き
が続いた。ユーロ・円は日経電子版の「日本の個人投資家が外貨資産の保有を望ん
でいる」との記事や“量的金融緩和解除は日本国債の売り要因になる”との思惑が
円売りを加速させて141円76銭から142円30銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.7889
ドルから1.7779ドルまで下落した。ドル・スイスは1.2639フランから1.2714フラン
へ上昇した。
【原油市場】
原油相場はイランの核開発問題に伴う供給不安を受けて4日ぶりに反発した。OPEC内
2位の産油国であるイランの核問題を国連安保理に付託して制裁を与える流れが欧米
で強まる中、中国の外務省が「“イランのウラン濃縮をロシアで行なう”とのロシ
アの提案を支持する」との姿勢を示した。欧米とロシア&中国で対応の違いがみら
れ、早期の問題解決に向けた動きに不透明感が強まったことから買いが優勢となっ
た。NYMEX原油先物価格(3月限)は強含み推移し、66.26ドル(前日比0.6%高)で
取引を終えた。
【通貨オプション】
ドル・円スポット相場は米金利先高観や米国株式市場の大幅上昇を好感してドル買
い先行している。このためオプション市場では調整色が強く、変動率は小幅低下し
ている。1ヶ月物は8.900%から8.851%、3ヶ月物は8.725%から8.651%へそれぞれ
小幅低下したが、6ヶ月物は8.575%で昨日と同水準で取引されている。
3週間ぶりの円安を受けてリスクリバーサルでは短期物での円コール買いが弱まって
いる。25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+0.600%から+0.505%、3ヶ月物は
+0.800%から+0.737%へそれぞれ縮小するが、6ヶ月物は+0.875%から+0.889%と小
幅拡大した。
【株式市場】
NY株式相場は上昇。ダウ採用銘柄などに好決算が相次いだことで企業業績に対する
警戒感が後退、終日堅調な展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装
置や各種金融が上昇する一方で、公益事業やテクノロジー・ハード機器が軟調。半
導体製造装置のノベラスシステムズ(NVLS)や、住宅メーカーのNVR(NVR)が好決算を
発表して上昇。電話会議機器のポリコム(PLCM)も、ウェブカンファレンス用機器の
売上が堅調で好決算を発表して15.1%高。ソニー(SNE)も10−12月期の好決算発表を
うけて12.2%高となった。ダウ構成銘柄では、キャタピラー(CAT)やハネウェル
(HON)、ベライズン(VZ)が相次いで好決算を発表して上昇した。またアルコア(AA)は
最近の堅調なアルミニウム価格の推移が株価に十分反映されていないとの見方から
3.7%高となった。結局ダウは99.73ドル高の10809.47、ナスダックは22.35ポイント
高の2283.00で取引を終了した。マーケット終了後に発表されたマイクロソフト
(MSFT)の決算は、実質的に予想に一致する内容となったが、強気の見通しを示した
ことが好感され、時間外取引では小幅上昇して取引されている。
【経済指標】
米・12月の耐久財受注:前月比+1.3%(予想+1.0%、11月+5.4%←+4.4%)
米・12月の耐久財受注(輸送機器除く):前月比+0.9%(予想、11月+0.6%←-
0.6%)
米・前週分の失業保険新規申請件数(1/21):28.3万件(予想30.5万件、前回27.2
万件←27.1万件)
【要人発言】
米議会予算局(CBO)
「2006年度の米財政赤字予想は3370億ドル、前回予想3140億ドルから上方修正し、
05年の3190億ドルを上回る内容になる」
「2007年度の米財政赤字は2700億ドルを予想」
「今年のGDP実質成長率見通しは3.6%」
「07年GDPは3.4%を予測」
「06年、07年の平均失業率は共に5%」
「06年消費者物価は2.8%、07年は2.2%」
「06年コアCPIは2.2%、07年は2.3%」
「イラク戦争、ハリケーン・カトリーナの追加歳出が06年財政赤字を3600億ドルに
押し上げる可能性がある」
「米貿易赤字は現状水準維持が予想される」
ドッジカナダ中銀総裁
「更に緩やかな追加利上げを予想」
「米国以外で需要が拡大するかとうかが重要」
「中国の人民元改革は初期段階」
「原油価格の上昇は世界GDPに思ったよりも影響を与えていない」
ウェリンク・オランダ中銀総裁
「強いユーロ圏の景気回復基調を受けて、オランダのGDPは06年、07年を通じて
2.5%程度の成長となるであろう」
ブッシュ米大統領
「ハマスとの交渉を除外はしないが、イスラエルの破壊を主張する組織は支持しな
い」
【ロンドン市場始値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 115.76 116.53 115.55 116.47
ユーロ・ドル 1.2264 1.2266 1.2200 1.2207
ユーロ・円 141.69 142.30 141.58 142.15
ドル・スイス 1.2648 1.2714 1.2628 1.2695
ポンド・ドル 1.7865 1.7889 1.7779 1.7794
株式市場:
NYダウ 10711.02 10827.96 10710.94 10809.47
ナスダック 2275.14 2284.07 2264.85 2283.00
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.655 4.695
米国債10年物 4.475 4.513
先物市場:
NY金先物 557.1 561.0 554.4 559.9
NY原油先物 66.10 66.90 65.55 66.26
シカゴ日経平均先物 16040 16210 16040 16170
(フィスコ) - 1月27日7時29分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060127-00000002-fis-brf